マツダは、匠塗第4弾の「アーティザンレッドプレミアムメタリック」を開発。今後導入する商品と既存ラインアップの商品に、上級感を際立たせる色として導入します。
マツダ、第4の匠塗「アーティザンレッドプレミアムメタリック」を発表
マツダ株式会社(以下、マツダ)は、独自の塗装技術「匠塗TAKUMINURI」による新しい特別塗装色「アーティザンレッドプレミアムメタリック」を開発しました。今後導入するラージ商品群および既存ラインアップの商品に、上級感を際立たせる色として導入します。
マツダは「カラーも造形の一部」という思想にもとづき、デザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」のダイナミックかつ繊細な面構成を際立たせるカラー開発に力を入れている。匠塗第4弾の「アーティザンレッドプレミアムメタリック」は、第1弾のソウルレッドプレミアムメタリックの誕生から10年の節目を迎えるにあたり、匠塗の進化の集大成として、マツダを象徴するカラーの一つである赤の世界観の幅を拡げる目的で開発されました。
熟練した職人によって創り上げられた赤
「アーティザンレッドプレミアムメタリック」は、「熟練した職人によって創り上げられた赤」という意味です。マツダのデザイナーやエンジニア等の色の匠達が生みだした特別な赤として、従来の特別塗装色より、さらに上質で成熟した、大人の世界観を表現しました。デザインイメージは「最高峰の職人技で生み出される熟成されたワインのような赤」。光の当たるハイライト部では、きめ細かく透明感のある赤が鮮やかに光る一方で、基調となるシェード部では、しっかりと深みと濃厚さを演出するハイコントラストな表現で、造形の強さと美しさを際立たせます。
10年間で培った技術を組み合わせた色
また「アーティザンレッドプレミアムメタリック」は、ソウルレッドクリスタルメタリックと同様、クリア層、透過層、反射・吸収層の三層のみで構成されており、優れた意匠性と環境負荷低減を両立しています。透過層にはソウルレッドクリスタルメタリックで採用した、人間が最も赤みを感じる高彩度顔料を用い、反射・吸収層には、匠塗第3弾のロジウムホワイトプレミアムメタリックに採用した、アルミフレークをより平滑かつ等間隔に並べる技術と、第2弾のマシーングレープレミアムメタリックでシェード部の表現に用いた漆黒顔料を改良して採用。10年間で培った技術を組み合わせることで、強い反射によるハイライト部の鮮やかさと、しっかりとした光の吸収によるシェード部の濃厚さを表現し、透明感と熟成した深みの両立を実現しました。
MAZDA NEWSROOMマツダ、特別塗装色「アーティザンレッドプレミアムメタリック」を開発|ニュースリリース
今回の新しい匠塗はCX-60のときとは違い、「色」だけが先行して発表されました。そろそろ新しい「赤」が出てくるのでは?と思っていたら、新しい「白」が出てきたので、肩透かしをくった気分でした。そんな時に「Artisan Red Premium Metallic」が登場したので、内心では「やっぱりね」と思っています。ただ、ソウルレッドでは無いのが少し残念かな(商標出願もしているのに)。
国内では次期型の登場待ちをしているMazda6やロードスター、そして、来年発売予定のCX-80から採用の可能性がありそうです。