J.D. パワーは、2022年日本自動車商品魅力度(APEAL)の調査結果を発表しています。マツダは、マスマーケットブランドで第3位でした。
J.D. パワー、2022年日本自動車商品魅力度(APEAL)調査結果発表
自動車の商品魅力を捉える本調査は新車購入者を対象に年1回実施され、今回で12回目となる。本調査は2021年に調査内容を刷新し、新調査項目で2回目の実施となる。
2022年日本自動車商品魅力度調査
年に一回、新車購入後2~13ヶ月経過したユーザーを対象に、所有する自動車の商品魅力について10カテゴリー37項目の評価を聴取。回答結果を元に1,000ポイント満点で商品魅力度スコアを算出。
10カテゴリーは以下の通り
- 外観
- 車両設定/始動
- 乗降性
- 内装
- パワートレイン
- ドライビングフィール
- 安全性
- インフォテインメント
- 快適性
- 燃費/航続距離
- 実施期間:2022年5月~6月
- 調査対象:新車購入後2~13ヶ月経過したユーザー(18歳以上)
- 調査方法:インターネット調査
- 調査回答者数:20,797
2022年の主要な調査結果
商品魅力度の業界水準は向上、ミニバンやSUVの評価向上が牽引
- 商品魅力度の指標となるAPEALインデックスの業界平均は664ポイントで、2021年に比べ7ポイント向上した。ミニバン(663ポイント/前年比+11ポイント、コンパクトミニバンを含む)やSUV(693ポイント/前年比+9ポイント)の評価向上が寄与している。
機能・装備の充実化は商品魅力度向上に寄与、しかし利用時の不具合は魅力度低下を招く
- 運転支援装備やインフォテインメント関連機能・装備の充実化は商品魅力度評価向上の要因の一つである。しかしながら、その品質によっては、商品魅力度の低下につながることも明らかになった。
燃油価格高騰にも関わらず、燃費/航続距離評価の業界平均は向上
- 燃費/航続距離評価の業界平均は641ポイントで、前年比+10ポイントとなった。具体的には、ガソリン/ハイブリッド登録車やディーゼル登録車の評価が向上した。燃油価格高騰が続く中、エンジンダウンサイジング車や相対的に燃料費が安いディーゼル車の燃費/航続距離評価が改めて見直されている結果と言える。
一方、軽自動車やプラグインハイブリッド登録車の評価は、横ばいか前年を下回る評価となった。特に、軽自動車の燃費/航続距離評価の平均は620ポイントで、ガソリン/ハイブリッド登録車の平均647ポイントを下回る。燃料消費の経済性が軽自動車の強みとは必ずしも言えない状況である。
ランキング
マスマーケットブランド
国産、輸入の区別が無いので、MINIがトップをとっています。スバルが第2位、マツダが第3位です。昨年はマスマーケットとプレミアムの区別も無かったランキングでしたが、TOP3の順位は昨年と同じです。スコアを昨年比を見ると、MINIは+27、スバルは-4、マツダは+8とでした。
プレミアムブランド
レクサスは、この手のランキングでのTOPは揺るがないですね。
セグメント別
マツダ車では、コンパクトSUV第3位にCX-3、ミッドサイズ第3位にMazda3、ミッドサイズSUV第3位にCX-5がそれぞれランクインしました。セグメント別は、マスマーケットとプレミアムの区別はありません。
雑感
こう言っちゃ失礼ですが、CX-3って案外評価が高いんですよね。なのでフルモデルチェンジして、さらに魅力をアップして欲しいのですが、なかなかモデルチェンジの話が聞こえてこないのが残念です。
販売台数といった数字と違って、スバルやマツダの魅力はユーザーには伝わっている(評価している)ということなんですね。マツダのスコアは昨年比で微増している点は、大切なポイントかもしれないです。そして、ラージ商品群が発売になってからの来年のスコアがどうなるのかが楽しみです。