マツダは、2ドアスポーツカーを想定したような意匠や操作性に優れているドアハンドルの構造に関する特許を出願しています。
マツダ、意匠、操作に優れるドアハンドルの特許出願
特開2022-118862 車両のドアハンドル構造
この発明は、ドアハンドルレバーの格納時に当該ドアハンドルレバーとドアアウタパネルとが面一になるような車両のドアハンドル構造に関する。
- 課題
レバーがドアパネルから突出し、レバーの操作性がよく、万一駆動装置が故障しても、レバーの一端を押圧することで当該レバーの一部をドアパネルから突出させて把持でき、ドアパネルに凹溝を形成することなくドアハンドルを操作する車両のドアハンドル構造を提供する。 - 解決手段
レバー20を有するヒンジアーム30と、ヒンジアーム30に動力を伝達する駆動装置40と、を備え、レバー20は、ドアパネル11と面一になる格納位置と、駆動装置40によりレバー20の格納位置において面一になる意匠面全体がドアパネル11から突出してユーザが把持できる把持位置と、把持位置よりもさらに突出する開放位置と、の間で回動可能に構成され、レバー20が格納位置にある時、レバー20の一端を押圧することで、レバー20の少なくとも一部がドアパネル11から突出するようにヒンジアーム30に揺動可能に固定されたことを特徴とする。
特開2022-118862 | 知財ポータル「IP Force」(車両のドアハンドル構造)
関連特許
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説明図の2ドアスポーツカーが、アルミ製スペースフレーム構造を持つスポーツカーの説明図によく似ているのですが、サイドドアに関する特許を見ると、ドアハンドル部分の構造が今回の特許とは異なるようです…。どちらかというとロードスター後継車などを想定しているのかなと思います。
説明の中に「スワンネック」という記述が出てくるのが、スワンウィングドアを連想して、2ドアスポーツカーとしての繋がりを強く感じてしまいました(笑)。
コメント
初代ロードスターのドアアウターハンドルは、マニキュアを付けた女性の指が干渉しないようにした(確かそう記憶していますが、間違っていたらすみません)と言われる形状で、今回のと少し似てるなと感じました。次期MXー5のものだったりするのでしょうか?