コネクティッドサービスは、電動化車の品質向上につながる

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コネクティッドサービスは、電動化車の品質向上につながる

マツダは、同社が提供しているコネクティッドサービスの「安心・安全」に関わる機能の無料期間を10年間にするなどと案内てしています。これにはメーカーとしても思惑もあるようです。

コネクティッドサービスは、電動化車の品質向上につながる

「安心・安全」に関わる機能は無料期間を3年間から10年間に延長

マツダのホームページでは、すでに4月15日に明らかにされていた内容を6月30日にニュースリリースとして発表したものです。

マツダ、コネクティッドサービスの新プランを発表
マツダは、コネクティッドサービスの有料と無料の新しいプランを発表しています。

コネクティッドサービスのデータを電動化車の開発効率向上につなげる

コネクテッドサービスの一部機能を10年間無料とすることで、多くのユーザーからデータを集める体制を構築し、次世代モデルの品質を高める循環を生み出す。

新車保有年数は平均で10年弱のため購入から買い替えまでをカバーできる期間となる。現在の利用者に使い続けてもらいやすくなり、長期データの大量収集につなげる。

このサービスから得られるマツダ車の走行データをビッグデータ化して分析し、EVやプラグインハイブリッド車の品質向上につなげる。EV電池の劣化は世界各地の気候や地域性、走り方に加え充電方法など使用環境による影響を受ける。マツダは商品投入に当たって様々な利用法をシミュレートしているが、ユーザーからの生の情報は商品改良に必須だ。どんなときに電池の劣化が進むのかを解明し、車両全体の品質向上や劣化の進みを抑える使い方のガイダンスに反映させる。

マツダ、つながる車データでEV開発 サービス無料期間10年に: 日本経済新聞

記事には、次のようにも書かれています。

エンジン車でも開発に分析結果を生かしてマツダが想定していなかった使われ方を分析し、品質基準の見直しに用いる。ユーザーにとっては自らの走行データを提供することにより、次に買うモデルの性能を高めることにつながる。

SKYACTIV-XのSPIRIT 1.1にアップデートする際にもユーザーの走行データが役に立ったというコメントが開発者からあったと記憶しています。何の話なのかなと思っていたら、まさにマツダとつながっている車からのデータを収集、解析した結果だったのですね。

こうして生データを収集するためにもMX-30 EVモデルを市場に出しておきたかったのでしょうね。