[特許]マツダ、手動変速モードを備えた自動変速機の制御装置に関する特許を取得

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マツダは、自動で変速を行う自動変速モードに加えて、ドライバの操作に応じて手動で変速を行う手動変速モードを備えた自動変速機の制御装置に関する特許を取得しています。

マツダ、手動変速モードを備えたATの制御装置の特許を取得

特許7080444 自動変速機の制御装置

本発明は、自動で変速を行う自動変速モードに加えて、ドライバの操作に応じて手動で変速を行う手動変速モードを備えた自動変速機の制御装置に関する。

  • 課題
    手動変速モードの飛び変速モードにおいては、ドライバが変速段を切り替えるために行った操作の回数が、自動変速機において実際に切り替えられた変速段数と対応しない。すなわち、ドライバが行った操作回数が1回であるのに対して、自動変速機が2段以上シフトダウンされる。その結果、ドライバが変速操作を介して認識している変速段が、自動変速機に実際に設定された変速段と一致しなくなり、ドライバに違和感を与えてしまう。一般的に、手動変速モードにおいては、自動変速機に現在設定されている変速段がインストルメントパネルなどに表示されるため、ドライバは、この表示を見て自動変速機に実際に設定されている変速段を認識し、そして、この実際の変速段が変速操作に応じた変速段と一致しないことに気付くのである。

    本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、変速モードが遷移するときに、煩雑な操作を伴わずに迅速にシフトダウンできると共に、ドライバが認識している変速段と実際の変速段との不一致を適切に抑制できる自動変速機の制御装置を提供することを目的とする。

  • 解決手段
    上記の目的を達成するために、本発明は、自動変速機の制御装置であって、自動変速機を手動で変速させるためにドライバにより操作されるスイッチと、車両の走行状態に応じて自動で変速を行うための自動変速モードと、スイッチの操作に応じて手動で変速を行うための手動変速モードとを備え、これらの変速モードに応じて自動変速機を制御するよう構成されたコントローラと、を有し、コントローラは、変速モードが自動変速モードから手動変速モードに遷移するときに、複数段シフトダウンさせるように自動変速機を制御し、変速モードが手動変速モードに遷移した後は、スイッチの操作に応じて1段ずつシフトダウンさせるように自動変速機を制御する構成され、コントローラは、更に、変速モードが自動変速モードである場合にスイッチが操作されたときに、変速モードを自動変速モードから手動変速モードに遷移させると共に、このスイッチの操作に応じて複数段シフトダウンさせるように自動変速機を制御し、変速モードを手動変速モードに遷移させた後にスイッチが操作されたときに、このスイッチの操作に応じて1段シフトダウンさせるように自動変速機を制御するよう構成されている、ことを特徴とする。

マツダ、手動変速モードを備えたATの制御装置の特許を取得

マツダ、手動変速モードを備えたATの制御装置の特許を取得

特許7080444 | 知財ポータル「IP Force」(自動変速機の制御装置)

 
シフトパターンが、最新のそれと違っていますね。
「手動変速モードの飛び変速モード」って?

毎日のように特許の取得や出願が公開されるようになったため、書こうとしているうちに次々と新しくなってしまうため、取りこぼしが出てしまいます。もっとも、記事をするのに図を見て(自分が)理解しやすい、複雑怪奇ではない、などのモノサシはあります。

マツダ
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