マツダは、来月開催予定の株主総会後の役員人事を内定したと発表しており、藤原代表取締役副社長執行役員兼COOが退任する予定であると明らかになりました。
マツダ、代表取締役および役員の異動を発表
マツダ株式会社は、本日開催の取締役会において、2022年6月24日開催予定の第156回定時株主総会および株主総会直後の取締役会終了後の役員人事を内定しましたので、下記のとおりお知らせします。
藤原代表取締役副社長執行役員兼COOが退任予定
藤原副社長は、「藤原大明神」などと呼ばれ、メディアに登場しては、マツダ社内の秘密(?)や開発中の車両についての話、今後の方向性など色々なことを語ってくれた人でした。退社ではなく、退任なので、これからも「マツダの中の人」には違いないと思うのですが、今後の活動内容が気になります。

マツダ副社長、SKYACTIV-X国内発売延期の理由を説明
藤原大明神こと、マツダ副社長である藤原氏が、日本でのSKYACTIV-X搭載車の発売が遅れた理由を分かりやすく説明しています。

マツダ藤原氏「次に出るクルマは、ほぼ理想の姿で人間の思う通りに動く」
日経ビジネスオンラインの例の連載でマツダの藤原大明神が、第7世代をほぼ理想の姿で走るクルマと話しています。

マツダ藤原氏「マツダはデザインにこだわり抜いたオーナーズカーブランドに」
日経ビジネスオンラインの人気連載(?)にマツダの藤原大明神の話が載っています。
今回のリリースを見る限りでは、新しく副社長に就く人の発表はありませんね。そして、藤原副社長が担当している分野は、それぞれ、次のように引き継がれます。
- イノベーション:廣瀬(新)取締役専務執行役員
- カーボンニュートラル:向井(新)取締役専務執行役員
- 協業:古賀(新)取締役専務執行役員
- コスト革新:廣瀬(新)取締役専務執行役員
藤原副社長、一身上の都合により退任
日経新聞でも藤原副社長の退任が記事になっていました。
マツダの藤原清志副社長が6月24日の株主総会をもって退任する。「一身上の都合」との理由で自ら退任を申し出たという。藤原氏は長く商品開発に携わっており、年内に第1弾が発売となる中大型の上級SUV(多目的スポーツ車)「ラージ商品群」の開発も主導してきた。後任の副社長は置かず、同格の取締役専務執行役員を増やして経営判断のスピードを高める。
後任の副社長を置かない理由について、マツダは「丸本明社長以下、役員全員がフラットかつ一丸となって迅速に意思決定し施策を実行するため」としているそうです。