[特許]マツダ、車両用スピーカシステムの特許を取得

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マツダは、前方定位感を損なわなずに車室を広くすることができる車両用スピーカシステムの特許を取得しています。

マツダ、車両用スピーカシステムの特許を取得

特許7066931 車両用スピーカシステム

  • 発明が解決しようとする課題
    低音の再生能力を高めるためのバスレフ型スピーカがインパネ内に組み込まれている。このような容積が大きなスピーカをインパネ側方、特にハンドルよりも外側に配置すると、スピーカによってインパネが大きく張り出すことになる。このような配置は搭乗者の足元空間を狭め車室内空間の居住性を低下させる。また、運転者の車両操作性を著しく低下させるおそれもあり、安全性の観点からも現実的な配置とはいえない。また、特許文献1においては超低域を担うサブウーファについての記載がなく、超低域から高域までの全帯域の音を発生できているとは言い難い。

    本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、超低域から高域までの全帯域の音を発生させるとともに前方定位感を損なわないことを前提として、車室を広くすることができ、スピーカによるインパネ専有面積の増大を抑え、かつインパネの張り出しを抑えることができる車両用スピーカシステムを提供することにある。

  • 課題を解決するための手段
    上記課題を解決するために提供される本発明は、車両隔壁板により車室内空間と車室外空間とが隔てられ前記車室内空間の前側にインストルメントパネルが設置され前記車室内空間にシートが設置されてなる車両に用いられる車両用スピーカシステムであって、20Hz以上60Hz未満を超低域、60Hz以上150Hz未満を低域、150Hz以上5000Hz未満を中域、5000Hz以上20kHz以下を高域として、前記車両隔壁板における前記シートの背もたれ部よりも前側の位置に設置され、前記超低域および前記低域を含む第1周波数帯域に対応する第1電気信号により駆動されて前記車室内空間に後ろ向きに音圧を放射するとともにエンクロージャを用いることなく前記車室外空間に向けて直接に背圧を排出する大面積の第1スピーカと、前記インストルメントパネル、前記インストルメントパネルの側方に設けられるフロントピラー、およびドアからなる群から選ばれる少なくとも1つにおける前記背もたれ部よりも前側の位置に設置され、前記中域および前記高域を含む第2周波数帯域に対応する第2電気信号により駆動されて前記車室内空間に後ろ向きに音圧を放射する小面積の第2スピーカと、を備え、前記第1スピーカは、車室内の下方空間と車室外空間とを隔てる下側隔壁板に設置され、前記第1スピーカの背圧が、車両の外側空間へと排出されることを特徴とする車両用スピーカシステムである。

マツダ、車両用スピーカシステムの特許を取得

マツダ、車両用スピーカシステムの特許を取得

特許7066931 | 知財ポータル「IP Force」(車両用スピーカシステム)

 
このスピーカーの位置からすると、現行車のマツダ・ハーモニック・アコースティックスとは違うように見えます。

 
MAZDA3|特長 – デザイン、内装、走行性能、安全性能、機能性|マツダ

マツダ
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