とても気になる記事がAutomotive News Europeから出てきました。直列6気筒エンジンがマツダにとって最終世代の内燃機関になる可能性が高いそうなんです。
直列6気筒エンジンがマツダにとって最終世代の内燃機関?
Speaking with Automotive News Europe at the CX-60’s unveiling, Joachim Kunz, a senior member of the technical development at Mazda’s R&D center in Europe said: “This will be most likely be the last generation of internal combustion engines, so we will prepare for the toughest expected target and then adjust using after-treatment solutions.”
(CX-60の発表会場でAutomotive News Europeの取材に応じたマツダの欧州R&Dセンターで技術開発を担当するヨアヒム・クンツ氏は、次のように述べている。”内燃機関の最終世代となる可能性が高いので、予想される厳しい目標に対して準備を行い、その上で後処理ソリューションを使って調整する”)
CX-60の発表会場での話なので、直6のガソリンとディーゼルの両方を指して「This will be most likely be the last generation of internal combustion engines」と言っているんですよね。「likely=恐らく」と訳せるので、そう決まっているとは限らないと読めますが…。
ビルディングブロック戦略で語られたPHASE2は、ラージ商品群とその構成要素の登場で一段落ついた感がありますが、
エンジン単体で見た場合は、ゴールとする「理想燃焼」には、まだ、たどり着いていないはずで、次世代SKYACTIV-Xなどが、もっともゴールに近づく予定だと思っています。
元ネタのAutomotive News Europeの記事にも目を通しましたが、ユーロ7に対応云々がメインであり(そうりゃ、そうだ)、内燃機関の将来については、「恐らく最後の世代…」との記述だけです。この記事をどう読むのが正解かは、よく分かりません。
CX-60の事もあって、欧州マツダの関係者の話がよく出てきますね。これからも、この人たちに振り回されそうです。
ちなみに、マツダは、SKY-D 3.3をノルウェーを除くヨーロッパ各国に提供する計画だそうです。