日経新聞によると、マツダは、ロシア・ウラジオストクにある合弁工場向けの輸出を近日中に停止する方向で調整しているとのことです。
マツダ、近日中にロシアへの輸出を停止する方針
マツダも近日中にロシア向け輸出を停止する方向で調整している。同社はロシア東部のウラジオストクに現地車メーカーのソラーズとの折半出資で、12年から合弁工場を持つ。ほぼ完成品に近い部品を日本から送り、同工場で組み立てて現地販売している。
〜中略〜部品輸出を止めてもロシア国内に数カ月分の在庫があり、生産・販売は当面継続する見通しだ。車載半導体など世界的な部品不足の影響が長引いており、ロシア向けを他国に振り向ける検討も進める。
これは、企業が制裁に乗っかるのではなくて、事業継続がむずかしくなったための措置なんですよね。アップルがロシアでのアップルストアの営業を停止しているのとは違う動きみたいです。
マツダソラーズが操業できなくなると、輸入しているエンジンを他で作らないといけなくなりますね。
記事では、他の自動車メーカーにも触れていて、
- ホンダはロシアへの製品輸出を止めることを決めた
- 三菱自動車は合弁工場で生産が止まる可能性がある
- 日産自動車はすでに減産を始めた
- トヨタは部品を来週から3月下旬まで減産する方針
とありました。
そして、『各社ともロシアの売上比率が相対的に小さいことから今後、経済的理由だけでなくレピュテーションリスク(企業やブランドに対するネガティブな評判が広まるリスク)も考慮した事業撤退の動きが広がる可能性がある。』と記事を締めてありました。 ( )は私の方で追記しました。