マツダは、ロータリーエンジンで直接後輪を駆動できるハイブリッド車の特許を出願しています。インホイールモーターで前輪を駆動するAWDスポーツカーを想定しているようです。
マツダ、REハイブリッドAWDスポーツカーの特許を出願
特開2022-2427 車両用駆動システム
- 課題
走行用モータを利用する車両用駆動システムにおいて、車両重量やコストの増大を抑制しつつ、モータを高出力化し、かつ、当該システムが持つポテンシャルを十分に発揮させる。 - 解決手段
直列に接続されたバッテリBatt1,Batt2は、接続ノードが接地されている。インバータ15aは、モータ駆動電圧が各バッテリBatt1,Batt2の出力電圧よりも高くなるように、動作が制御される。車両用駆動システム10は、バッテリBatt1,Batt2のそれぞれから、インバータ15a以外の、車両1に搭載された電気機器への電力供給が可能なように、構成されている。 - 発明が解決しようとする課題
ここに開示された技術は、走行用モータを利用する車両用駆動システムにおいて、車両重量やコストの増大を抑制しつつ、モータを高出力化し、モータへの長時間の電力供給を可能にし、かつ、当該車両用駆動システムが持つポテンシャルを十分に発揮させることを可能にする、ことを目的とする。
実施形態について
特開2022-2427 | 知財ポータル「IP Force」(車両用駆動システム)
関連特許:
- 特開2022-2428 車両用駆動システム
走行用モータを利用する車両用駆動システムにおいて、車両重量やコストの増大を抑制しつつ、モータを高出力化し、モータへの長時間の電力供給を可能にし、かつ、当該車両用駆動システムが持つポテンシャルを十分に発揮させることを可能にする、ことを目的とする。 - 特開2022-2429 車両用駆動システム
走行用モータを利用する車両用駆動システムにおいて、車両重量やコストの増大を抑制しつつ、モータを高出力化し、モータへの長時間の電力供給を可能にし、かつ、航続距離の問題を緩和可能にする、ことを目的とする。 - 特開2022-2430 車両用駆動システム
走行用モータを利用する車両用駆動システムにおいて、車両重量やコストの増大を抑制しつつ、モータを高出力化し、モータへの長時間の電力供給を可能にし、かつ、当該車両用駆動システムが持つポテンシャルを十分に発揮させることを可能にする、ことを目的とする。
ようやく2ドアスポーツカー向けと思われる駆動システムの特許が出てきました。ロータリーエンジンを搭載したハイブリッドモデルです。FRを基本として必要に応じて前輪をインホイールモーターで駆動する方式ということでいいのかな。
2ドアスポーツカーに関しては、インホイールモーター、骨格やサスペンションまわり、リアセクション、ドアなどの特許が出願されており、今回肝心の駆動システムが出てきたので…あとは、フロントまわりとインテリアなどですかね。
ところで、「ロータリーエンジンで直接後輪を駆動する」道を残しているので、逆にロータリーエンジン自体の環境性能が気になってきます。
コメント
バッテリーの交換システムが出てきますが、やはりPHEVとは違うのでしょうかね
モーター出力は合計約80馬力ですがEV走行を考えるとこれで十分なのか、バッテリー容量は三菱のPHEVを見るに50km走れればといとしても10kWhほどであればシート裏におさまるのか、ロータリー+モーターのパラレルモードはあるのか…
疑問とワクワクが尽きません