IIHS(米国道路安全保険協会)は、従来より厳しい側面衝突試験を導入し小型SUV20台を試験した結果、マツダCX-5のみが総合評価で「Good」の評価を得たと発表しています。
マツダCX-5、IIHSの新しい側突試験で小型SUVで最高成績を獲得
The Insurance Institute for Highway Safety is introducing a new, tougher side crash test to address higher-speed crashes that continue to cause fatalities. In the first tests of 2020-21 vehicles, only one out of 20 small SUVs, the 2021 Mazda CX-5, earns a good rating.
(米国道路安全保険協会は、死亡者を出し続けている高速衝突に対処するために、新しい、より厳しい側面衝突試験を導入しています。2020-21車両の最初のテストでは、20台の小型SUVのうち1台である2021マツダCX-5のみが良い評価を得ています。)
IIHSの社長は、「CX-5の良い評価は、より深刻な側面衝突での堅牢な保護が達成可能であることを示しています。」と述べるほど、CX-5の側面衝突に対する安全性は高いものと評価されています。
新しくより厳しい側面衝突試験
試験に使う車両の重量が3,300ポンド(1,497kg)から4,180ポンド(1,896kg)に増加、衝突時の速度も31mph(約50km/h)から37mph(約60km/h)に増えています。この2つの変更で衝突のエネルギーが82%増しているとのことです。さらに、衝突した際にバリアの形状が実際のSUVやピックアップトラックにように機能するデザインになっています。
試験結果の一覧は、次の通りです。CX-5は、唯一ドライバーの胸部が「Acceptable」で他の項目は「Good」です。もっとも悪い評価だったのはホンダHR-V(初代ヴェゼル相当)でした。