このタイミングでマツダCX-5が商品改良を受けました。すると、国内では2023年冬まで販売し続けるということになるのでしょうか?など疑問点などを少し…。
2022 CX-5(2021年商品改良車)について
これまで、ラージ商品群として登場するCDセグメントのクロスオーバーSUVをCX-5後継車と呼んできましたが、どうやら少し方向性が違ったようです。
CX-5について疑問に思うところは、次の2点です。
- CX-5(KF系)は、いつまで販売を続けるのか?
- アメリカでは、ヨーロッパでの「Newground」に相当するグレードの発表はなし
CX-5(KF系)は、いつまで販売を続けるのか?
CX-5(KF系)は、2017年2月の発売でしたので、モデルライフを5年とすると2022年前半までですが、この様子だと国内では最短でも2023年いっぱいまでは販売が続きそうです。
減価償却などを考えると、多くの場合、モデルチェンジ後最短でも2年間はその商品を売り続けることになります。すると、CX-5は国内では2023年冬まで、海外では2024年春くらいまでは販売を継続することが考えられます。
ラージ商品群でCX-5に近いサイズのクロスオーバーSUVは、2022年に発売されるとの噂(情報)です。ただ、2022年初頭から生産を始めるそうなので、発売は2022年初夏あたりでしょうか。すると、CX-5と併売されるってことですよね。
さて、すべての仕向地で、すべてのユーザーがラージ商品群に鞍替えすると考えるのは、少し無理がありそうな気もします。もしかしたら、Mazda6(アテンザ)のように、しばらく延命措置を受けながら販売を継続するかもしれないと思えます。
そ・う・い・え・ば…
2020年3月期 第2四半期決算の資料に2025年3月期の「販売台数計画」がありました。
これを見ると、四分の一弱を現行世代(第6世代)で凌ぐ計画ですね。しかも、「一気にラージ商品群を拡大するのではなく〜ステップ・バイ・ステップで世代の移行を進めていく」と書いてあります。
アメリカでは、ヨーロッパでの「Newground」に相当するグレードは無し
北米マツダが、発表した2022 CX-5のリリースnには、ヨーロッパで発表されたオフロード色の濃い、「Newground」に相当するグレードはありませんでした。
以前、中国新聞から「郊外で使いやすい機能にしてCX-5との違いを出す」との記事が出ていたように、これは、北米専用クロスオーバーSUVである「CX-X」がその役を担うからに他ならないと思います。
スバルで例えると、レガシィ ツーリングワゴンとアウトバックのような関係でしょうか。CX-5がツーリングワゴンで、CX-Xがアウトバックです(そのスバルは、「ウィルダネス」としてさらにオフロード色を強めた車種も用意するようになっています)。
マツダの第6世代を見ると、車の「性格」「個性」は弱く、比較的受け入れられ易い作りに終止していたように思います。特別仕様車であっても見た目の違いばかりでしたしね。しかし、ここに来て2022 CX-5ではグレード毎に「個性」を強く出してきました(走りのセッティングはどうなのでしょうね?)。そして、アメリカではCX-5とCX-Xを作り分けています。
第7世代の本命となるラージ商品群では、これまでとは車種に対するアプローチが異なってくるのではないでしょうか? 今後の展開が楽しみです!
話は少し脱線しますが、こういった流れに乗って、「より走るという個性」を強めた車種、グレードの登場を期待したいと思います。
コメント
今やマツダの屋台骨となったCXー5を簡単にフルモデルチェンジはさせないのではと思います。という事はCXー5は、そのままスモール群に属し、FR6気筒車は、おそらくCXー5のモデルチェンジ版とはならず、CXー60になるのではと考えています。その方がマツダ的な分類が分かり易くなるような気がします。