マツダが、2021年7月30日発表した決算説明会資料によると、2022年3月期第1四半期の決算は営業利益261億円となり、コロナ禍以前の2020年3月期を上回っています。
2022年3月期 第1四半期 決算説明会
決算説明会資料からいくつかピックアップしてみました。
コロナ禍以前の水準に回復
販売台数では、コロナ禍以前の2020年3月期と並び、営業利益とROS(売上高経常利益率)では、それぞれ261億円、3.2%と2020年3月期を上回っています。
日本と中国でシャアを落とす
マツダが5つに分類している市場の中で、シェアを下げたのは日本と中国でした。日本でも中国でも競合に対して古くなってしまったためと原因分析をしています。
北米市場は絶好調
売上高のグラフを見ると、北米が他の市場の2倍近く稼いでいることが分かります。こちらでは、CXシリーズがバカ売れですからね。


メディアの記事
マツダが7月30日に電話会議で発表した2022年3月期の第1四半期(4~6月期)連結決算は、北米などの販売回復により営業利益は261億円(前年同期は453億円の赤字)と黒字を確保した。通期予想は半導体不足などの不透明要素が多く、据え置いた。
第1四半期のグローバル販売は、45%増の35万3000台だった。主力の米国は全体需要の回復もあって73%増の10万6000台、豪州は81%増の3万3000台と大きく伸ばした。日本は新車供給の制限もあり、7%増の2万8000台にとどまった。グローバル販売の水準は、コロナ禍以前である19年の4~6月期との比較では横ばいまで回復した。
マツダ 藤本常務「好調市場へ新車優先供給」…第1四半期営業利益は261億円の黒字に | レスポンス(Response.jp)
比較的好調な決算でしたが、こういった見方もあるんだな、という記事です。
EVの原価の3~5割を占めるとされる電池の調達といった詳細な道筋は示されていない。EVなどの開発で投資負担が重たくなるなか、全方位の電動化と収益性の改善を両立させる勝ち筋はいまだ見えない。
コメント
今までの外観のデザインが全体を通して良かっただけに、2022年から始まる各車種の次期モデルがどんな風になるのか。楽しみでもあり不安でもあります。販売を左右するのは、やはり一番はスタイルなので、奇抜すぎないオリジナルデザインであって欲しいです!
一部研究開発の凍結までやってて利益出なかったらそれこそ大問題だし
業績回復後は利益確保の為に凍結した影響がこの先どれだけ出るかが問題になるのでは?