マツダ、レンジエクステンダーEVの開発を中止し、HEVとPHEVに注力(更新)

マツダは、ロータリーエンジンを電気自動車の航続距離を伸ばす目的で使用することを止め、PHEVやHEVの開発に注力する方針であると報じられています。

6月28日、技術系情報サイト『日経クロステック』に「マツダがロータリーエンジンを使った電動車の開発を中止」したととれる内容の記事が公開された。だが、この記事の内容は正確ではない。

マツダ MX-30 ロータリーレンジエクステンダーは中止になっていない…日経報道はなぜ中止としたか | レスポンス(Response.jp)

レンジエクステンダーEVの開発を中止し、HEVとPHEVに注力

マツダがロータリーエンジンを利用した航続距離延長装置(レンジエクステンダー)の開発を中止し、プラグインハイブリッド車(PHEV)とハイブリッド車(HEV)の開発に力を注ぐ方針に切り替えたことが分かった。電池容量を小さくし、車両価格を抑えることを重視したとみられる。

マツダ、ロータリーエンジン使う航続距離延長は中止: 日本経済新聞

この他、記事では、

  • 一般に、PHEVの電池容量は10kWh前後であり、低価格化しやすく、消費者は購入しやすくなる
  • 電池容量を小さくすると、製造時の環境負荷を抑えやすい
  • ロータリーエンジンを使ったHEVについては、25年までに投入する計画である
  • ロータリーエンジンの搭載計画があるのは、スモール商品群のみ

などと書かれています。

REを中核とした電動化技術

マツダが2018年に電動化技術を説明した資料からの引用です。

ロータリーエンジンレンジエクステンダーは、REのコンパクトかつ出力の高さを活用し、共通のパッケージングでも電動化技術のマルチソリューション化を可能とする将来構想をもとに開発

レンジエクステンダーEVの開発を中止、HEVとPHEVに注力
ロータリーレンジエクステンダーユニットをベースにし、ジェネレーターやバッテリー、燃料タンクの組み合わせを変えることで、プラグインハイブリット、シリーズハイブリットなどを共通の車両パッケージで提供、つまり、Multi-xEVの提供が可能。また、地域毎に異なるCO2削減貢献度や充電設備普及度に合わせて、マルチに対応可能。

マツダ、クルマをより魅力的にする電動化とコネクティビティの技術戦略を公表 | 【MAZDA】マツダ公式ブログ Zoom-Zoom Blog

ロータリーエンジンレンジエクステンダーは、REと気体燃料との親和性をいかし、LPG(液化石油ガス)を利用した災害時における緊急給電も想定して開発。

とも書いてありますが…こういった機能は残るのでしょうかね?


シリーズハイブリッド化して、e-GVC Plusで武装したMazda3を運転してみたいですね。「X」の次は「R」の時代。

マツダは、技術開発の長期ビジョン「サステイナブル“Zoom-Zoom”宣言2030」に基づき2030年に向けた新たな技術・商品の開発方針を発表しています。

コメント

  1. jomon より:

    高額なのに、200マイル程度しか走行出来ないレンジエクステンダーでは、余り売れないと判断したのでしょうね。

    カリフォルニアZEVのクレジットはEV走行が長い程有利なので、電池は20KWh程度積むのではと妄想しています。

  2. ヒーユンジ より:

    ん〜!マツダの切り札として期待していただけに、REレンジエクステンダー中止は非常〜に痛い感じがします。5年後にあきらめて良かったと言える状況にあれば良いのですが・・・。残念です。

  3. ヒーユンジ より:

    来年発売予定だったMXー30のロータリーREXも当然お蔵入りとなるのでしょうが、メーカーのマツダからの正式なコメントが欲しいところです。

  4. まいこー より:

    レンジエクステンダーってHEVやEVとどう違って、なにがだめなんで止めたのかよくわからなかった。
    欧州とチャイナの関係って昔の戦争時代と変わんないなと思います。
    こいつらのルール変更に振り回されてる日本ですなあ。

  5. ヒーユンジ より:

    この度発表された、マツダ中期技術・商品説明会を聞き直してみると、ロータリーによるマルチソリューションでハイブリッドとプラグインハイブリッドは説明の中にあるものの、レンジエクステンダーは触れていませんでした。その時点で気付くべきだったのかも知れませんが、それにしてもガッカリです!