マツダは、これまで5%程度としていた2030年時点での電気自動車(EV)の生産比率を25%程度に引き上げると丸本明社長が明らかにしています。
マツダ、2030年にEVの生産比率を25%にすることを明らかに
マツダは14日、2030年に生産する車両に占める電気自動車(EV)の比率を25%程度に引き上げると明らかにした。同社は18年に、30年に全車両を電動化しそのうち5%をEVにすると発表していた。脱炭素の機運が高まる中、EVの展開を加速する。
EVの生産を全体の四分の一程度にするとは…電気自動車になっても所謂マツダらしさが薄まらないのは、MX-30 EVモデルで明らかになっているので、そういった心配はなさそうですが、マツダの考えでは、現状では小型のバッテリーを積むことしかできないので、売れる見通しは立っているのでしょうか(MX-30 EVが案外売れているということ?)。
EV専用プラットフォームは、以下の記事では、「22年度以降の実用化を目指し、欧州で9月に発売したMX-30のEVに続く車種から採用する見通しだ。」とありましたが、2030年に四分の一の生産を支えるだけの車種展開ができるようになるんですね。あと10年あるので、世代としては2つくらい進むことになるので、大丈夫なのでしょう。

マツダ丸本社長、EVやハイブリッドなど今後の電動化技術について話す
マツダ丸本社長は、2020年11月16日に記者会見で、今後のEVの方針やヨーロッパでの環境規制対応について話しています。
また、中国新聞の記事では、
「残り4分の3は内燃機関を搭載する」と説明。新型エンジンのスカイアクティブ―Xで培った技術を生かし、ハイブリッド車(HV)などの電動車を展開する方向性を示した。
電動車の中には、ロータリーエンジンを発電機として使用する車両も含まれているのでしょう。この点でもマツダらしさは、維持されると思います。