マツダ丸本社長は、同社の2021年3月期の決算発表後に今後も前向きに巻き返しを図ると会見で述べたそうです。
2021年3月期 第1四半期決算
お金の話は、経済専門紙に任せて、今後の商品について寄せ集めました。
ラージ商品群は2022年度に市場投入
まずは、現在の一番の関心事である、ラージ商品群についての丸本社長の言葉です。
損失が膨らんだ背景には、米国で建設中の新工場への投資や環境規制への対応もある。厳しい局面にあっても「マツダが存続するために独自性の強化は極めて重要」と、中期経営計画の方向性は堅持する考えを述べた。車体が大きく利益率の高い「ラージ商品群」は、引き続き23年3月期の市場投入を目指す。
かなり厳しい決算の内容でしたが、利益率の高い「ラージ商品群」の市場投入は、昨年言及されたとおり2022年度になるようです。
中期経営計画見直しの方向性
2021年3月期 第1四半期決算の資料からの抜粋です。
CASEへの対応
CASE、Connected(コネクティッド)、Autonomous/Automated(自動化)、Shared(シェアリング)、Electric(電動化)といった領域では、独自価値への投資は維持するとのこと。
これに関連して、マツダは、独自の自動化(運転支援)技術である「コ・パイロット・コンセプト」の正式発表を2020年に行う予定としていますが、スケジュールどおりに進んでいるのか心配になります。
開発投資/品質改善
物を作って実験しながら開発する旧来の方法を捨て(?)、コンピューター上で開発する手法はマツダが(トヨタが羨むくらい)得意とするところですから、開発や品質改善をMBD中心にするのはよく分かる話です。
設備投資
ラージ商品群の投入のために段階的な効率投資を計画とあります。もっと詳しく内容を知りたいですが、直6エンジンやらFRやら、48Vマイルドハイブリッドなど、これまでに無かった装備・技術もてんこ盛りになるラージ商品群だから、ということでしょうかね。