[特許]マツダ、ロータリーエンジンの排気装置に関する特許を出願

マツダは、駆動用ロータリーエンジンに排気装置に関する特許を2件出願しています。

特開2020-97913 エンジンの排気装置

本発明は、気筒が形成されたエンジン本体と気筒から排出された排気ガスが流通する排気通路とを備えるエンジンの排気装置に関する。

ここで、排気ガスの温度が低いときは前記の酸化反応を十分に生じさせることができない。これより、排気通路のより上流側の部位であって排気ガスの温度が高温に維持される部位に二次空気が供給されるのが望ましい。しかしながら、排気行程の開始直後は、気筒から高圧の排気ガスが排出されることで排気通路の上流側の部位の圧力は非常に高くなる。そのため、この場合には、排気通路の上流側の部位に外部から二次空気を導入するのが困難となり、未燃の成分を適切に酸化反応させることができない。

本発明は、前記のような事情に鑑みてなされたものであり、排気通路に導入される空気により排気ガス中の未燃成分を効果的に酸化させることができるエンジンの排気装置を提供することを目的とする。

マツダ、ロータリーエンジンの排気装置に関する特許を出願

マツダ、ロータリーエンジンの排気装置に関する特許を出願

特開2020-97913 | 知財ポータル「IP Force」(エンジンの排気装置)

この発明は、ロータリーエンジンだけではなくレシプロエンジンにも適用可能だそうで、最後の説明図はそのためのものです。

特開2020-97914 ターボ過給機付きエンジンの排気装置

本発明は、気筒が形成されたエンジン本体と、気筒から排出される排気ガスによって回転駆動されるタービンおよびタービンにより回転駆動されることで気筒に導入される吸気を過給するコンプレッサを含むターボ過給機とを備えたターボ過給機付きエンジンの排気装置に関する。

しかし、特許文献1のエンジンでは、排気ポートに接続される全ての排気通路が集合する集合部の下流側にタービンが設けられており、この集合部においてバイパス通路が分岐している。そのため、ウエストゲートバルブの開弁時において、排気行程の開始直後に排気ポートに排出される排気ガスの全てをタービンに導入することができない。そのため、タービンに必要なエネルギーを確保するために、排気行程のほぼ全期間にわたって排気ガスをタービンに導入せねばならない機会が多くなり、エンジンの背圧およびポンピングロスを十分に小さくできないという問題がある。このように、特許文献1のエンジンでは、ポンピングロスを低減する点ひいては燃費性能をさらに高める点において改善の余地がある。

本発明は、前記のような事情に鑑みてなされたものであり、燃費性能をより高めることのできるターボ過給機付きエンジンを提供することを目的とする。

ロータリーピストンエンジンでは、ロータの回転に伴って排気ポートが排気行程にある領域と連通することでロータ収容室内のガスが排気ポートに排出される。そのため、排気ポートの開口初期つまり排気行程の開始直後から排気ポートの開口面積を大きくすることができ、排気行程の開始直後に、高いエネルギーの排気ガスを多量に排気ポートに排出することができる。従って、このようなロータリーピストンエンジンに本発明を適用すれば、高エネルギーの排気ガスを効果的にタービンに導入しつつ、エンジンの背圧を低くすることができ、燃費性能を確実に高めることができる

マツダ、ロータリーエンジンの排気装置に関する特許を出願

マツダ、ロータリーエンジンの排気装置に関する特許を出願

マツダ、ロータリーエンジンの排気装置に関する特許を出願

特開2020-97914 | 知財ポータル「IP Force」(ターボ過給機付きエンジンの排気装置)

この発明も、ロータリーエンジンだけではなくレシプロエンジン(説明図では直列4気筒の4サイクルエンジン)にもてきようできるとしています。


マツダは、つい先日もロータリーエンジンに関する特許を出願しています。ちゃくちゃくと特許(発明)を積み上げているようですが、発電(レンジエクステンダー)用ばかりではなく、駆動用もなるべく早く日の目を見られることを願っています。

それでも、まずは、トヨタへの供給を含めて発電用を市場デビューさせて、下地を作らなくてはいけませんね。

マツダは、ロータリーエンジンの構造、特にサイドハウジングに関する特許を出願しています。