マツダは、「一部の車両において、エンジン制御プログラムの修正が完了できていないおそれがある」として、SKY-D 2.2を搭載するアクセラ、アテンザ、CX-5の再リコールを届け出ています。
アクセラ、アテンザ、CX-5のリコールについて
本届出は、平成30年11月8日付け届出番号「4351(2)、(3)」としてリコール届出を行ったものですが、改善措置作業の指示が不十分であったため、一部の車両において、エンジン制御プログラムの修正が完了できていないおそれがあることが判明したことから、リコールを実施するものです。
リコール開始日
令和02年03月20日
基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因
- エンジンの吸気シャッタ・バルブにおいて、制御プログラムが不適切なため、バルブ周辺に付着する煤などにより、バルブ開度が正しく制御されなくなり、エンジン警告灯が点灯した際、フェールセーフが十分に機能せず、バルブが全開しないことがあります。そのため、煤などの付着により、バルブが全閉のまま固着した場合、エンジンが停止するおそれがあります。
- エンジンの排気圧センサにおいて、異常判定プログラムが不適切なため、センサ内部への水分の浸入により、センサの出力値がずれ、排出ガスが基準値を満足しなくなる場合に、異常判定しなくなります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、浸入した水分により排気圧センサ内の電子回路が腐食し、断線することでエンジン警告灯が点灯し、フェールセーフ制御によりアイドリングストップが作動しなくなり、変速ショックが大きくなるおそれがあります。
対象車
改善措置の内容
- 全車両、エンジン制御コンピュータを点検し、吸気シャッタ・バルブ用制御プログラムを対策プログラムに修正します。点検の結果、吸気シャッタ・バルブに異常がある場合は、吸気シャッタ・バルブを新品に交換します。また、プログラム修正後にエンジン警告灯が点灯した場合は、吸気シャッタ・バルブを新品に交換します。
- 全車両、エンジン制御コンピュータを点検し、排気圧センサ用制御プログラムを対策プログラムに修正します。点検の結果、排気圧センサに異常がある場合は、排気圧センサを現行の新品に交換します。また、プログラム修正後にエンジン警告灯が点灯した場合は、排気圧センサを現行の新品に交換します。
アクセラ、アテンザ、CX-5のリコールについて|リコール・サービスキャンペーン等情報
自分のアクセラ(BM2AS)は、リコール対象外でした(汗)。
コメント
欧州車は、プログラムの書き換えリコールやキャンペーンは日常茶飯事ですが、国産車も最近は、コントロールユニットによる制御が格段に増えたことから、この種のリコール等が増えたような気がします。日常的に使わないとわからない事も有ることから 発生するトラブルは、想定外とメーカーが思うこともあるかもしれませんが、電子制御により多くの人員を配置し、より良い車作りをして欲しいものです。