イギリスの自動車保険会社の研究センターによると、マツダのリレーアタック評価は不合格でした。
マツダはリレーアタックに弱い
リレーアタックとは
グーネットの記事を引用します。
非常に便利で防犯性も高いと言われてきたスマートキーシステムですが、その仕組みを逆手に取ったのが「リレーアタック」です。スマートキーからは常時微弱な電波が出ていることを前述しましたが、リレーアタックでは特殊な受信機を使用してその電波を拾い、その受信機を中継点としてさらに自動車へ電波を発信。自動車はスマートキーから指示が来たと勘違いし、ロックを解除してしまうという仕組みです。当然、その電波を使ってエンジンを始動することも可能です。
リレーアタック評価
イギリスの自動車保険会社の研究センター・サッチャムリサーチによるセキュリティ評価にでは、マツダはリレーアタックに不合格でした。
評価対象になった車は、最新のクロスオーバーSUV「CX-30」です(2019年の同様の評価ではMazda3が不合格になっています)。
記事には、キーレスやリレーアタックの説明が書かれています。
Consumer Rating Home – Thatcham
車両の安全対策
関連する記事に車の安全対策がまとめられていました。ご参考に。
- キーを見えないようにして、廊下やキッチンのワークトップにキーを残しておくと、泥棒は簡単にリレー技術を使用して(特定の車両の場合)、レターボックスを介して釣り上げたり、さらに悪いことに侵入することができます
- 偽の支払い方法を使用したり、車のキーを交換したり、「リレー攻撃」を実行したりすることができる車両を購入しようとしている顧客を装った泥棒など、詐欺師に注意してください
- 車に乗るやいなや運転中であっても、常に車両をロックしてください
- 公共の場所に駐車するときは、常に明るくて公共の場に開放されているスペースを見つけてください
- 車両にまだ搭載されていない場合は、Thatchamが承認した車のアラームと追跡デバイスを追加することを検討してください
- 車両を施錠可能な建物に保管するか、見晴らしの良い明るい場所に駐車する
- あなたの車が盗まれた場合に識別を助けることができる異常な特徴、修正、損傷または修理の写真を撮ります
- 衛星やラップトップなどの貴重品が車両から取り除かれていることを確認してください。あらゆる種類の目に見えるバッグは、泥棒の標的になる可能性があります
Insurer predicts car theft spike in coming weeks as crooks target new car tech
アドバンストキー節電機能
マツダのキーにも「アドバンストキーレスエントリー&プッシュボタンスタートシステムの機能がOFF」になる節電機能があります。不便にはなりますが、リレーアタック対策にはなるはずです。
節電機能をONにするとき
次の操作によって節電機能をONにしたとき、非常点滅灯とチャイムがそれぞれ1回作動します。
- キーのロックスイッチを3秒以内に4回押して、作動表示灯を点灯させます。
- 作動表示灯が点灯している間 (5秒間) に、ロックスイッチを1.5秒以上押し続けます。
- キーのいずれかのスイッチを押して、作動表示灯が点灯/点滅しないことを確認します。
節電機能をOFFにするとき
次の操作によって節電機能をOFFにしたとき、非常点滅灯とチャイムがそれぞれ1回作動します。
- キーのいずれかのスイッチを押して、作動表示灯が点灯/点滅しないことを確認します。
- キーのロックスイッチを3秒以内に4回押して、作動表示灯を点灯させます。
- 作動表示灯が点灯している間 (5秒間) に、ロックスイッチを1.5秒以上押し続けます。
この特許のようなキーが使えるようになるのは、第8世代以降になるのでしょうかね。残念。