[特許]マツダ、ロータリーエンジンの特許を出願

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マツダは、車両を駆動させるためのロータリーエンジンに関する特許を出願しています。

特開2020-12409ロータリピストンエンジン

一般に、エンジンの燃焼性ないし熱効率の改善のために、燃焼室の表面積/容積の比を小さくして冷却損失を低減することは知られている。しかし、ロータリピストンエンジンの場合、燃焼室の表面積/容積の比を小さくするだけでは、アドバンス点火及び着火遅れ期間の短縮を実現することは難しい。

そこで、本発明は、ロータリピストンエンジンにおいて、アドバンス点火及び着火遅れ期間の短縮を可能にして、燃焼重心のアドバンス化による熱効率の改善を図る。

本発明は、上記課題を解決するために、ロータリピストンエンジンにおいて、所定の仮想火炎を定義し、この仮想火炎に基づいて、燃焼初期の壁面熱伝達が抑制されるようにロータのリセスを形成する。

【図1】本発明の実施形態に係るロータリピストンエンジンの概要を示す斜視図
[特許]マツダ、ロータリーエンジンの特許を出願

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特開2020-12409 | 知財ポータル「IP Force」(ロータリピストンエンジン)

関連特許を2件出願しています。

マツダは、以前、「ロータリーエンジンを将来的に駆動として使いたい」と話していました。この特許のロータリーエンジンは、発電機向けではなく車両を駆動させるためのものです。

図1に示すロータリピストンエンジン1(以下、単にエンジン1という)は、車両に搭載されるものであって、2つのロータ2を備えている。各々ロータ2を収容する2つのロータハウジング3間にインターミディエイトハウジング4が設けられている。2つのロータハウジング3の両外側にサイドハウジング5が設けられている。1つのロータハウジング3に着目すれば、インターミディエイトハウジング4は、そのロータハウジング3の片側にあって、ロータハウジング3及びサイドハウジング5と共にロータ収容室31を形成するサイドハウジングであると位置付けることができる。

もうすぐマツダ創業100周年ですから、次の未来を見られるようにロータリーエンジンに関するロードマップを示して欲しいです。

コメント

  1. jomon より:

    なかなか良い出願ですね。

    低出力時の燃費を改善する大量EGR時の熱効率改善ですね。
    レンジエクステンダーとPHEV向けのエンジン排気量を大きめに出来そうですね。

    ロータリーエンジン駆動車(RX-9?)とのローター共用も目指しますかね、、