日刊自動車新聞によると、マツダはロータリーエンジンをEVやHVなどの電動車両に全面的に活用するとのことです。
ロータリーエンジンで他社のxEVと差別化
マツダは、環境対応車のラインナップ拡充にロータリーエンジンを全面的に活用する。レンジエクステンダーを搭載した電気自動車(EV)や、ハイブリッド車(HV)、プラグインハイブリッド車(PHV)にロータリーエンジンを搭載する。同社は2030年に全車両を電動化する計画を掲げている。電動化技術に、ロータリーエンジンを組み合わせて効率の高い電動車両を市場投入していく。
航続距離を伸ばすためのレンジエクステンダーを搭載するEVや、エンジンを発電機として使って電力で走行するシリーズ式HV、PHVにロータリーエンジンを搭載する。ロータリーエンジンを搭載することで、電動車両のバッテリー容量を小さくして、コストも抑えられる。
2030年時点の内燃機関+電動化技術=95%の内訳にレンジエクステンダーを搭載した車両が増えるということなのでしょうか。
REを中核とした電動化技術
マツダが2018年に電動化技術を説明した資料のほんの一部を抜き出しました。日刊自動車新聞の記事をこの図と一緒に見ると分かり易いです。
ロータリーエンジンレンジエクステンダーは、REのコンパクトかつ出力の高さを活用し、共通のパッケージングでも電動化技術のマルチソリューション化を可能とする将来構想をもとに開発。

ロータリーレンジエクステンダーユニットをベースにし、ジェネレーターやバッテリー、燃料タンクの組み合わせを変えることで、プラグインハイブリット、シリーズハイブリットなどを共通の車両パッケージで提供、つまり、Multi-xEVの提供が可能。また、地域毎に異なるCO2削減貢献度や充電設備普及度に合わせて、マルチに対応可能。

ロータリーレンジエクステンダーユニットをベースにし、ジェネレーターやバッテリー、燃料タンクの組み合わせを変えることで、プラグインハイブリット、シリーズハイブリットなどを共通の車両パッケージで提供、つまり、Multi-xEVの提供が可能。また、地域毎に異なるCO2削減貢献度や充電設備普及度に合わせて、マルチに対応可能。
マツダ、クルマをより魅力的にする電動化とコネクティビティの技術戦略を公表 | 【MAZDA】マツダ公式ブログ Zoom-Zoom Blog

マツダ、電動化とコネクティビティの技術戦略を発表
マツダは、2019年以降の電動化とコネクティビティの技術戦略を発表しています。
コメント
レンジエクステンダー5%、PHV10%、シリーズHV20%程度??
PHVとHVにはエンジン自体の燃費が重要になりますね。
壁面熱損失の大きいロータリーエンジンへの断熱技術採用の目途が付きましたかね?