モーターショーが進捗確認の場にもなっているマツダのロータリースポーツカーの開発ですが…まだ始まってもいないそうです。
マツダ「ロータリースポーツカーの量産化開発は始まっていない」
オーストラリアのメディが、マツダのパワートレイン開発担当の廣瀬氏にインタビューしています。廣瀬氏は、RX-8の後継車は、自分にとっての個人的な夢であるとしながらも、次のように話していましす。
“In terms of developing [a rotary sports car] as a product, we haven’t started yet,” Hirose said.
記事を読み進めると、「環境性能」と「開発資金」の二つの壁が、相変わらず開発の立ちふさがっているようなことが書かれています。
しかし、エンジンの断熱などSKYACTIV-Xや次世代エンジン開発過程でロータリーエンジンの問題解決につながる技術が生まれたり、磨かれたりしているようです。
“In terms of logic, when we look at the rotary engine compared to the normal engine it has some disadvantages. The biggest one is the combustion room – it keeps changing, so it means the heat is always escaping. That is a disadvantage. But for other areas, like maintaining the compression – that issue can be worked out and right now we are trying to improve our normal engines by 30 per cent. I think that our technological work for the rotary engine will eventually catch up,” he said.
(ロジック面では、通常のエンジンと比較してロータリーエンジンを見ると、いくつかの欠点があります。最大のものは燃焼室です。変化し続けているので、常に熱が逃げています。それは欠点です。しかし、圧縮を維持するなどの他の分野では、その問題を解決することができ、現在は通常のエンジンを30%改善しようとしています。ロータリーエンジンの技術的な仕事は最終的に追いつくと思う。)
100周年記念の2020年には間に合いそうにもありませんが、「SKYACTIV-R」なんて命名してしまった以上は、責任をとってほしいです(笑)。
Mazda rotary sports car ‘still a dream’, no work started | CarAdvice
コメント
SKY-Xの開発が一段落すると、次はGEN2向けの断熱エンジンの実用化ですね。
同じ断熱技術がロータリーエンジンにも採用出来れば、復活も近いかも知れませんね。
「責任を取ってほしい」って言ったからには出たら絶対買ってね!