マツダは、SKY-D 2.2の不具合によりエンジン停止やアイドリングストップが作動しなくなるなどのおそれがあるとして、アクセラ、アテンザ、CX-5、CX-8の235,293台をリコールします。
マツダでは、2つに分けていますが、国交省の資料を元に1つにまとめて記載します。
アクセラ、アテンザ、CX-5、CX-8のリコールについて
不具合の部位(部品名)
- 原動機(吸気側バルブスプリング)
- 原動機(エンジン制御コンピュータ)
- 原動機(エンジン制御コンピュータ)
基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因
- エンジンの吸気側バルブスプリングにおいて、スプリング荷重の設定が不適切なため、吸気バルブの閉じ力が弱く、吸気バルブとバルブシート間に挟まる煤 を押し潰すことができず、圧縮不良となることがある。そのため、エンジン回転が不安定になり、最悪の場合、エンジンが停止するおそれがある。
- エンジンの吸気シャッタ・バルブにおいて、制御プログラムが不適切なため、バルブ周辺に付着する煤などにより、バルブ開度が正しく制御されなくなり、エンジン警告灯が点灯した際、フェールセーフが十分に機能せず、バルブが全開しないことがある。そのため、煤などの付着により、バルブが全閉のまま固着した場合、エンジンが停止するおそれがある。
- エンジンの排気圧センサにおいて、異常判定プログラムが不適切なため、センサ内部への水分の浸入により、センサの出力値がずれ、排出ガスが基準値を満 足しなくなる場合に、異常判定しない。そのため、そのままの状態で使用を続 けると、浸入した水分により排気圧センサ内の電子回路が腐食し、断線することでエンジン警告灯が点灯し、フェールセーフ制御によりアイドリングストップが作動しなくなり、変速ショックが大きくなるおそれがある。