マツダ新型CX-5のフルモデルチェンジが、これまでとは雰囲気が違う点について日経新聞が記事にしています。
マツダが「変えない改良」に挑んだ理由
マツダが「変えない改良」に挑んだ理由は、次世代エンジンの投入が18年度末になるという開発スケジュールの都合だけではない。初代CX―5以降、目新しさや価格で需要を喚起するかつての販売手法に決別する取り組みを進めているからだ。小飼雅道社長は「ファンが満足する商品を作り顧客基盤を強化すれば、結果として経営基盤も強くなる」と話す。
実現のカギは顧客がブランドに対して感じる信頼感や忠誠心、いわゆるブランド力だ。顧客が購入する最大の動機は新しさではない。モデルチェンジの間際まで買い控えが起きず需要が続くのが理想的なあり方だ。欧州の高級メーカーはこうした例が多い。
マツダも同じ方向を目指している。車づくりのこだわりなどについて開発者が直接顧客に伝える場を用意。値引きをしないことで下取り価格を上げ、固定客が短期間で乗り換えられる好循環を狙う。
実際、マツダ中古車の価格は上昇している。将来の下取り価格を割り引いたうえで分割で払う「残価設定型クレジット」では、3年後残価は50%以上と業界トップクラスだ。
マツダの顧客ロイヤリティは、日本国内では、おおよそ50%から60%弱らしいですから、いずれにせよ、半分は今他社に乗っている人を誘導してくる必要があります。
言い方を変えれば、半分近くのユーザーは、マツダに不満をいだいて去って行くということでしょうか。去っていく原因は、狭さ? ナビの自由度の無さ? ナビの性能の低さ? この辺りは「変えない」なんて悠長なことは言っていられないと思うのですが…。
コメント
去っていく原因の多くが、値引きが少ないからなら、大歓迎な状況ではないでしょうか、、
昨年の販売台数は減少しましたが、5年前に比べれば順調な状況です。
http://www.mazda.com/ja/about/profile/activity/japan/
値引きせずに、高収益な状況で販売台数が横ばいなら、利益はウハウハでしょう。
CX-3のバカげた高額設定で販売台数は伸び悩んでいますが、デミオの88万円セール時代と比較すると、デミオディーゼルが200万円で売れる現状は収益力バツグンではないでしょうか、、、
http://blog.livedoor.jp/ganbaremmc/archives/39917417.html