マツダは、今年中にアメリカでディーゼルエンジンの発売を計画しているようですが、何やらマツダ内で少し矛盾があるような…。
マツダの北米向けエンジン方針のちょっとした矛盾
なんだか揚げ足取りのようにも思いますが、それぞれのマツダの中の人が言っていることが違っています。
これは、2015年10月29日付けのロイターの記事です。
藤原常務は、米国市場にディーゼル車を「出しますよ」と明言した。ただ、VWの不正問題発覚で米当局が検査の厳格化を進めることから「試験期間がのび、自動車各社の認可取得に時間がかかり、どんどんずれ込んでくるかもしれない」とみており、当初計画の時期から投入が遅れる可能性があるという。マツダとしては早ければ2016年の投入を計画している。
しかし、新型CX-9に関する記事で、SKY-G 2.5Tに関して大塚主査は、次のように話しています。
CX-9のメインマーケットはアメリカです。アメリカのどの地域でも確実に手に入れられる燃料は軽油ではなくレギュラーガソリンなので、ガソリンエンジンを搭載しました。レギュラーガソリン仕様でも2000rpm付近から420Nmのトルクが発揮できますし、最高出力も230PSをオーバーします。このサイズのクルマを引っ張っていくのに十分なパワートレーンであり、性能を持っています。導入国に対しては、このSKYACTIVーG 2.5Tのみでの展開になります。
大塚主幹の話なら、あえてと言うか、この期に及んでディーゼルエンジンをアメリカに投入する必要が無いようにも読めるのですが…。さて、さて?
コメント
ディーゼルエンジンを米国に投入する気が無いと言うより、ハイパワーなディーゼルエンジンを開発する気が無いのではないでしょうか。
200psを超えるディーゼルは開発しないのでしょう。
ディーゼルは排気量を上げても出力を追求せず、環境性能と低燃費を向上させるのでは?
ディーゼルでは「もっと意図的に排気量を大きくした方がいい」
https://newswitch.jp/p/2718
>比較的小さい出力の用途に大排気量エンジンを使えば、部品を小型軽量化し燃費低減できるという。
SKYGEN2-2.5Dで、トルク350Nm、出力180ps程度の環境、燃費に特化したエンジンを出してくるのではと妄想しています。
回生電動過給での燃費改善と低回転レスポンス向上、米国環境規制クリア必達です。
非力と批判されるかも知れませんが、圧倒的な低燃費エンジンとなるかも?