オートックワンに北海道の雪上試乗会でマツダ新型CX-3プロトタイプを試乗したレポートが掲載されています。
立体駐車場に入るサイズ、室内は広くない
- 全高は低く1550mmになる。スバル「XV」などと同様、立体駐車場を使える貴重なSUV
- 床も低いから乗降時の足の取りまわし性は良いが、後席の上側は天井が特に下がっているので、頭を下げて乗り降りする
- 運転席の座り心地もデミオと同様
- 後席はSUVとしては足元の空間が狭く、この空間もデミオとほぼ等しい
- 膝先空間が狭い割に座り心地はさほど悪くない
速報と後方の視界は要確認
- 視界については、前方は見やすいが、側方はサイドウインドウの下端が少し高く、良好とはいえない
- 斜め後方は、サイドウインドウの下端がさらに持ち上がる。従って側方と後方の視界は要チェック
- サイドミラーの視野も、なるべく広く取れるように配慮されている
XDツーリングLパッケージ(AWD)の雪上試乗
- 電子制御式カップリングの制御が巧みで、4WDのクセをほとんど感じない
- 前輪がスリップを起こす予兆の検知を入念に行う
- 車両に装着されたさまざまなセンサーからの情報を分析して、路面状況を想定する。登降坂の違いも的確に見分けるようになっている
- CX-5に比べるとボディの軽さと低重心を感じさせ、共通のプラットフォームを使うデミオの運転感覚に近い
- 既存のSUVに当てはめると、BMWの「X1」に近い
デミオでも十分なのでは?
- 160mmにとどまる最低地上高を含めて、CX-3はSUVらしさが乏しい
- 走行性能の高さに感心する半面、「デミオでも十分なのでは?」
- だからCX-3は、SUVの好きなユーザーから見れば、賛否両論になるだろう
- 5ドアハッチバックに近いスポーティーなSUVを求めるユーザーにはピッタリ
- CX-5やアテンザではボディが大きすぎると感じるユーザーにも適している
CX-3はいろいろな見方のできるクルマで、これからSUVの世界がさらに楽しくなることは確かだろう。