ニューヨークより北京モーターショーの方が、飛び道具が多く出品されている印象です(笑)。その中に、「そこまでするか?!」とメルセデスに突っ込みを入れたくなるのが、「Mercedes-Benz Concept Coupe SUV」です。
MBW X6のグリルをベンツ風にしたエクステリア・デザインを見ると、このクラスにこのデザインで戦えると判断しているんですよね。次期CX-5のエクステリアデザインを最近のクロスオーバーSUVのデザインから妄想することにします。
クーペスタイルSUVの可能性
海外のクーペスタイルSUV
BMW・X6やレンジローバー・イヴォークを見た時、SUVのユーティリティーとクーペスタイルを融合させる必然性のようなものを感じ取れなかったのですが、BMWはX4を追加してラインナップの拡充に動いています。

BMW X6

レンジローバー・イヴォーク

BMW X4
そして、メルセデスが北京で「Mercedes-Benz Concept Coupe SUV」を発表です。サイズからしてもBMW X6を狙い撃ちです。

Mercedes-Benz Concept Coupe SUV
ところで、これはSUVをクーペスタイルにしているのか、クーペに走破性などの+αを追加しているのか、どちらなのでしょうね。
国内のクーペスタイルSUV
ホンダ・ヴェゼルがクーペスタイルを採用し、ハイブリッドシステムと相まって人気を博しています。国内でもこのスタイルが受け入れられることが示されたとも言えます。FWDが多く選ばれていることからも、ユーティリティーよりも「スタイル」が決め手なようですし。

ホンダ ヴェゼル
三菱が東京モーターショー2013で発表した「XR-PHEV」について、デザイン担当者は、次のようにと話しています。
「ダウンサイジングの世の中、『RVR』や以前あった『パジェロイオ』などのサイズのクルマに、よりスポーティなクルマがあるべきだと考えた。

三菱XR-PHEV
マツダのSUVラインナップと次期CX-5の役割
ようやく本題(笑)。日産X-TRAILも微妙に路線をスタイリッシュSUVに振ってきました。スバルフォレスターは本格的SUVを維持したまま。マツダはSUVラインナップとして、CX-3、CX-5、CX-9を用意し、アーバン、スペシャリティー(メインストリーム)、ファミリーのような役割分担になるのでは?と。
CX-3がどの程度まで成長(認知と販売実績)するかによると思いますが、X3やX4、ムラーノも含めライバルと渡り合うなら、SUVラインナップの中核となるCX-5をより「走り」をイメージさせるコンセプト、スポーティーなイメージのクーペスタイル仕立てにしてもおもしろいと思います。いずれにせよ、CX-3のスタイリング&コンセプトを見ると次期CX-5が予想(妄想)できるのではないかと思っています。
…つづく