「Be a driver」ドライバーだけが主役なんて、なんて身勝手でわがままなコピーなんだろうと思っていました。
しかし、自分の中では、このTV CM「家族みんなで」篇を見て、「車は、運転する人だけのものではない。車に乗っている人みんなが主役になって楽しめる。」という解釈を「Be a driver」に見いだせてたので腑に落ちました。
ただ、SKYACTIVテクノロジーで、「家族みんなの走る歓び」をどうやって実現できるのかはイマイチ理解できていないです(汗)。
そして、レスポンスのこの記事を読んで、「同乗者が楽しい」と思わせる車づくりってどうすればいいのだろうと考えさせられました。
ファミリーミニバンの存在自体が悪だとは思わない。売れているのはやはり利便性が高いからで、ユーザーの支持はきちんと得ている。が、クルマは楽しいものだとユーザーに思わせるようなファミリーミニバンづくりを今のうちに模索しないと、ユーザーのクルマへの興味を喪失せしめ、市場をいっそう縮小させることにつながりかねない。
そこに差別化のチャンスありとみて、ハンドリング性能の良いミニバンを作ってみたのがホンダ。先代ステップワゴン、また低車高ではあるが『オデッセイ』と、低床・低重心プラットフォームを開発し、走りのミニバンとして売ってみたのだ。が、ミニバンの特徴である高いアイポイントが失われることに対してユーザーが拒否反応を示し、あえなく失敗した。クルマとしての楽しさ=ハンドリングの良さといった単純な構図ではないことが、問題を難しいものにしている。
【セレナ ハイウェイスター 1300km 試乗】「クルマは楽しい」と思わせるファミリーミニバンづくりに期待…井元康一郎 | レスポンス
車としての本質を磨くのが正しいと車屋は思うはず。でも、特にミニバンなら車の中でビデオやテレビが見られないと嫌だとか、今じゃネットに繋がるとか、スマートフォンぽい操作ができるとか家電化は否定出来ないじゃないですか。
スバルやマツダは車種が少ないながらも、走りを強く意識した車しか無い…だからこそ、この先のクルマづくりはどうするのでしょうね。