1月26日午後2時10分に2014年のデイトナ24時間レースはフィニッシュしましが、デビューレースだった2台の新型マツダLMP2 SKYACTIV-Dレーシングは、ゴールすることが出来なかったとのことです。
07号車はフィニッシュまであと1時間の時点でオイルポンプのベルトが切れストップ。70号車は16時間目にオーバーヒートで戦列を離れました。しかし、2台のマツダLMP2 SKYACTIV-Dは、24時間合計で4,521kmを走破しています。
マツダLMP2プロトタイプは同じトップカテゴリーのマシンからラップタイムで約10%遅いものの、燃費では実に35%も優れているそうです。
マツダUSAのモータースポーツ・ダイレクターのジョン・ドゥーナンは、
「ディーゼルパワーの新型マツダLMP2プロトタイプを開発する時間が限られていたにもかかわらず、本日我々のチームが達成した結果には満足しています。しかし、複数年にわたる開発計画のスタート地点にたったに過ぎず、本当に喜ぶのは総合優勝できるようになってからのことです。モータースポーツは、常にテクノロジーを後押しします。私たちが走った距離だけ、我々は強くなれるし学んだことが身につきます。今回残した成果は、過去のデイトナ数レース分と同等の価値があります」
と言っています。アウディもディーゼルでレースに参戦した時にもその燃費性能でも有利に立っていましたので、マツダLMP2 SKYACTIV-Dが速さを身につけるのが楽しみです。