新型デミオ 13S Lパケを試乗してきました。もちろん、短時間の市街地走行のみという普通の試乗です。
新型デミオを試乗する前の準備
マツダは用意周到に、「試乗のポイント」なる動画を公開しています。
- 発進時、走り初めの滑らかさをご体感ください
- ハンドル操作とアクセル、そしてエンジンのハーモニーをご体感ください
- 踏み込む時だけんでなく、戻す時の操作性にも配慮したブレーキ性能をご体感ください
- 高速道路で真価を発揮する優れた直進安定性をご体感ください
それと、各ディーラーに試乗車が準備できていないようなので、事前にどこにどのグレードがあるかを確認した方がいいです。
さて、試乗
13S Lパケなので室内は、豪華。先行展示を見ていたので特に感動はないですけど(汗)。
最初に愚痴を
必ず営業さんと一緒に試乗しますが、今まで試乗した時に、「ルームミラー、サイドミラー、シート位置、ハンドル位置を直してください。」と言われたことはないです。今日もそうです。そして、そのクルマ特有の装備の説明を受けたのは、XV ハイブリッドの時くらい。今日は、マツダコネクトの機能やコマンダーの使い方、HUDの機能などの説明もなければ、HUDの角度調整の気遣いもなかったです。
気を取り直して、スタートボタンを押してエンジンスタート。さすがに静かです。ガソリンエンジンだから(笑)。
【追記】10月4日に別の13S Lパケに試乗したところ、下に書いている変な感覚やi-stopの再作動の戸惑いもまったくありませんでした。どうやら最初に乗ったクルマの個体差によるものみたいです。
何かが変?
ディーラーから車道に出てすぐに何か変だなと思いました。ハンドルを切ってもすぐにリアがついてこない感覚があるんです。車体が前と後ろで別々というか、4WSがついているというか、兎にも角にも気持ち悪いんです。真っ直ぐに走っている時には、ビシッと決まるんですけど。
加速は穏やかでも
ぐぐっとアクセルを踏むと、じわ〜っと加速する感じです(普段乗っているのがXDなので感覚が少しずれているかも)。一般道の速度域でも加速する時にけっこうエンジンの音がする方かな。タイヤノイズは少ない印象でした。
i-stopの再始動には
ブレーキの踏み心地はCX-5よりも良いと思います(と言うか、自分の車の効きが甘いのかも)。i-stopの作動も自然ですが、エンジン再始動するためにブレーキペダルを戻す量はずいぶんと大きいです。自分のCX-5では、足首をちょっと戻すと敏感に再始動するので、これに慣れていると戸惑います。
視界に不満
魂動デザインのせいで、右左折時の確認がしにくいのはデミオも同じかな。フロントウィンドウが小さい上に、ルームミラーと各種センサー類が見た目も感覚の上でも視界を狭くしています。すっかり身を前に出してAピラーを回りこむようなイメージで安全確認をする癖がついていますが、デミオでもこの動作は必要だと思いました。
満足度は高め
代車で乗ったことがある先代デミオは、内装も走りもスカスカなイメージで、「よくも悪くもそれなり」な印象しかないのですが(代車なので一番下のグレードかな?)、新型デミオは、内装のボリューム感やボディーの剛性感、走りの安定感など、確かにクラスレスと言いたくなる気持ちも分かります。
今のところは
ただし、最初に感じたリアの追従の悪さ(?)が、試乗の最後まで慣れなかったので、新型デミオを買うぞ!という気分にはなれないでです。個体差かもしれないので、違うクルマを乗って確かめようと思います。
自分ならSKY-D 1.5を積んだアクセラの登場を待つか、SKY-D 2.2を載せたお買い得な設定のアクセラの登場を待つか、いずれにせよ、今のところ新型デミオはパスです。