レスポンスでのマツダ アクセラ15S 4WDの試乗レポートです。ようやくマイナーな(?)4WDモデルの試乗です(このAWDエンブレムはオプションですよね?)。
マツダ関係者の話として、「降雪地帯など限定的なニーズを想定したグレード。」と言われているように、生活四駆としての設定ですよね、このクルマ。
FFより後ろよりの荷重がむしろ奏功し、乗り味はフラットで重厚。16インチタイヤにも無理がなく、コーナリング中の安定感もFFの上をいく。
6速ATと組み合わせられたエンジンも、オルガン式アクセルペダルをジワジワと踏む込む走り方でも十分にスムースに加速。必要に応じてキックダウンを効かせればこと足りる。FFモデルと直接比較すると、音や振動にほんの僅かだけ差があるものの、それらは“健全にクルマが走っている感”を伝えてくるものと理解できるレベルの事象だ。
北海道向けとしては、車格が近いインプレッサのAWDとガチなはずなんですが、雪国事情を雪の少ない地方の開発者は、軽く見ているんですよね。これは、マツダ以外のどのメーカーにも言える話ですが。
このクルマにこそ、SKY-D 1.5を載せるべきだと思うんですよ。AWDの上にディーゼルを載せるとさらに重くなりますが、そこは、大トルクともともとの低燃費性能でカバーできると思います。というか、この組み合わせなら欲しいです。