7月15日にトヨタ新型クラウンが発表になりました。その約4週間前にクラウン「クロスオーバー」の意匠登録画像がメディアでも公開されました。
トヨタ新型クラウン発表前の意匠登録画像のリークについて
まずは、4つのボディバリエーションに生まれ変わった新型クラウン
まずは、超簡単に新型クラウンのバリエーションを見る。
新型クラウン 世界初登場!https://t.co/T3CfcGEXxN
「クロスオーバー」「スポーツ」「セダン」「エステート」をラインアップ!#DiscoverYourCrown#Crown#クラウン#新型クラウン pic.twitter.com/feQLn4RyD2
— トヨタ自動車株式会社 (@TOYOTA_PR) July 15, 2022
この4つのバリエーションについては、後日、記事にするかもしれないです。
意匠の内容を秘密にできる秘密意匠
意匠権を取得すると、意匠公報によって権利の内容を公開することになっているそうです。公開してしまうと容易に模倣・盗用される可能性があるため、発売まで秘密にすることができます。設定登録の日から3年間に限り意匠公報に意匠の内容を掲載しないことを請求することができます。また、3年間の範囲内であれば期間の変更ができ、その期間満了の1ヶ月程度前までに申請することになっています。
意匠登録出願の設定登録料の納付と同時の秘密意匠の請求及びその期間変更について | 経済産業省 特許庁
クラウン「クロスオーバー」の意匠登録
意匠登録された部分は、車体の前後です。前と後ろでそれぞれ別々に登録されています。
意匠登録1701133
意匠登録1701134
説明図を見ていくと、冒頭に貼ったようにカモフラージュ無しの「クロスオーバー」の姿まで出てくるので、これは、発表前に出してはまずいはずなんですけどね。
さすがに他の3つのエクステリアデザインは、開発中なので同時に漏れることはありませんでしたが、1つでも漏れるのは…。秘密意匠という制度があるにも関わらず、トヨタから意匠登録に使われた説明図が漏れ出てくるのは、不自然な気がするんですけど…実際は、どうだったのでしょう? それともトヨタっていつもこんな感じ?
コメント
新型クラウンをトヨタ社長は15代続いた歴代クラウンを徳川家が15代続いた事を例えて、明治維新だと言われていました。まさにそう言われる程の変貌ぶりに、ただ驚くばかりです。トヨタさんとしても、かなりの思いきりで斬新さを感じます。ノーマルセダンを基準とするなら、エステートはクラウンクロスで、クロスオーバーはハードトップ、スポーツはそのままでっという私が見た印象です。それにしても、ベンツのラインナップをクラウン1つでまかなうといったトヨタの新たな国際戦略がまた怖くもあります。