[雑感]「軽自動車EVの受注好調」から思うこと

軽自動車サイズの電気自動車が、日産と三菱から発表となり、3週間程度で受注台数が1万台を突破しているという。好調の軽自動車EVから思うところを少し書きます。

「軽自動車EVの受注好調」から思うこと

まずは、好調な受注を自慢する日産のニュースリリースです。

[雑感]「軽自動車EVの受注好調」から思うこと
「日産サクラ」を注文されるお客さまの特徴としては、2台目以降の複数所有車の方、そして以前より電気自動車に興味をお持ちのガソリン車等を所有の方からの代替えが多い傾向です。また、他の軽自動車と同様に、多くの年配のお客さまからご注文をいただいていますが、先進技術装備の充実をフックに、若い世代をはじめ幅広いお客さまから好評を得ています。

「日産サクラ」、発表から3週間で受注11,000台突破

電気自動車界隈のダメ出しが進む

日本の電気自動車の保有台数は、次世代自動車振興センターによると、2019年度末で126,717台で、2020年度末では130,109台です。1年間で3,392台しか増えていませんでした。軽自動車規格だけを見ると、実は2017年から減少傾向にありました。

ところが、この流れに対して真逆の現象が、日産サクラ(三菱eKクロスEVも?)の登場により起こっています。数年分の増加量に当たる台数が、(日産の生産能力によりますが)今後数ヶ月で増えることになります。

「お家で充電」するための工事に業者の手が回るのかも気になりますね。特に地方都市や、軽自動車率が高めのちょっと田舎ぽい所などでは、需要に応えることができるのかなぁ? 「お家で充電」が世の常識になれば、新築や改築で充電設備を取り付けるのは、当たり前になるでしょうから、それまでのつなぎの期間の問題ではありますが…。

「電欠」に対応する時間の問題。ガソリン車であれば、その場で給油してしまえば、直ぐに最寄りのガソリンスタンドまで走行できます。ところが、電気自動車ではそうは行かず、JAFのホームページでは「最寄りの充電ステーションまたは水素ステーションまでの搬送作業を対応させていただいております。」とあります。当然ですよね。その場では対応は不可能なんですから。1件あたりに対応時間が伸びれば、JAFが頻繁に必要とされる時期に出動要請に応えることが難しくなることも予想できます。

電気自動車に対する理解、自分が所有する電気自動車の性能に対する理解などが十分な人ばかりがユーザーになるとは限りません。今回、一気に11,000台以上の電気自動車が世に出ることになり、それと同じくらいの電気自動車ユーザーも増えます。リテラシーの差による問題もきっと起きるでしょう。

電気自動車を普及させたいけど、国としての発電能力に余裕がないなんて、なんてアホなことを言っている国なのでしょうね、日本は。未来を見ることができない政治家は退場してもらうのが一番です。そもそもは脱炭素が目的です。理路整然と脱炭素への道筋を考えて、政策を作り国を動かし、業界を動かし、人々を動かしてほしいです(もっとも、脱炭素の前に明日の生活にさえ不安を覚える現状をなんとかしてもらわないと)。

走行距離が短めな者同士としてMX-30との比較


マツダMX-30は、国内だと一充電走行距離(WLTCモード)は、256kmです。そして、日産サクラは180kmです。今まで一充電走行距離が短いと文句を言われていたMX-30よりもさらに短い電気自動車が登場した上に、同じようにセカンドカー需要や主に街乗りで使うことに主眼をおいているという…。

それでも、周りの受け止め方が違うのは、ボディサイズと車両価格のせいなのでしょうかね。MX-30はCセグのクロスオーバーSUVで車両価格は4,510,000円〜4,950,000円です。対する日産サクラは軽自動車サイズで2,399,100円〜2,940,300円ですからね。その上、日産サクラの方が、補助金も僅かですが多いんです。

もしMX-30が、航続距離400km程度なら、世間の評判や注目度が変わっていたと思います。マツダが計算した、街乗りメインやセカンドカーとして使ってもらう際の航続距離は妥当だったかもしれないですが、それをCセグのクロスオーバーSUVに仕立ててしまったのが、世間とズレている点だったのでしょうね。これをMazda2のようなBセグのコンパクトカーだったら、航続距離200km以下だったとしても、「そんなものだよね」との評価だったかも…。


もっとも、一部販売店では、MX-30 EVモデルを取り扱っていないので、まだまだマツダも本気で電気自動車を売る体制ではないということですよね。

今、北海道マツダでは、MX-30 EVモデルを取り扱っていません。北海道一円をカバーする北海道マツダが売らずしてマツダのEVを北海道に普及できるのでしょうか?

コメント

  1. ヒーユンジ より:

    軽自動車であれば、小回りは効くし経費も安い事を思うと、距離をあまり走らなくても良いケースで使用出来、ちよこっと乗るには電気自動車が一番日本人には合っているのかなという印象がします。MXー30だとか日産のリーフでも電気自動車としては大きいし、大きい割には距離走らない、税金は高いし総合的に見てもやはり軽自動車が合っているように感じます。せいぜい電気自動車としてふさわしい大きさはマツダで言えばmazda2まででしょうか、そう思うとやはり欲しいです、mazda2よりコンパクトな車、mazda1電気自動車が!