［雑感］日産は次々にセダンを生産終了するらしいけど…マツダは？

日産は、一時はセダンにも注力すると言っていたのに、「シーマ」や「フーガ」、「スカイラインの一部」の生産を終了するそうです。

日産は次々にセダンを生産終了するらしいけど…マツダは？

日産は、グローバルで新型セダン拡充宣言をしていたのに

日産自動車は今夏、最高級セダン「シーマ」やセダン「スカイライン」のハイブリッド車（HV）などの生産を終える。新たな騒音規制が生産中の現行の車種まで適用されるため、規制に沿わないエンジンを搭載した車種の生産を終了する。電気自動車（EV）やHVなど電動車への開発と生産に経営資源を集中させる。

高級セダン「フーガ」も生産を終了する。シーマやスカイライン、フーガは栃木工場（栃木県上三川町）で生産してきた。日産は2021年6月までに主要な取引先に対して、複数のセダンの新型車について開発中止を通達していた。

日産「シーマ」今夏生産終了へ　「スカイラインHV」も: 日本経済新聞

 
日産だって、3年半くらい前の2019年6月には「日産、グローバルで新型セダン拡充宣言」していたんですよね。

日産自動車株式会社は、新型セダンのラインアップをグローバルに充実させていきます。大胆なデザインと、最新の先進安全技術や燃費性能の優れたパワートレインを搭載した魅力あふれるセダンを今後も投入していきます。

なんて、ニュースリリースを出していました。

その2年後の2021年6月になると、「日産、セダンの新型車開発を中止、国内ではセダン撤退？」という報道ですわ。理由は、営資源の集中とかなんとか…。

乗用車が消えて、すべてがSUVになるとは思っていない

オーストラリアメディアDriveは、マツダの乗用車、Mazda6の将来に関する豪州マツダのマネージングディレクターの話を掲載してます。

“I don’t think passenger cars are just going to disappear and everything will be SUVs,” he said. “[The market] will be smaller… if you consider Mazda 6, that segment was huge in one era and now it’s small. But, we still have [an] offering in [the segment] and we still have a lot of variants available.”

（”乗用車が消えて、すべてがSUVになる”とは思っていないんです。”市場は小さくなる…マツダ6を考えてみると、あのセグメントはある時代には巨大だったが、今は小さくなっている。しかし、我々はまだ（このセグメントに）提供するものがあり、多くのバリエーションが用意されています。”）

Mazda committed to passenger cars in Australia despite SUV and ute boom – Drive

さらには、

“We intend to keep it in the current form that you see as Mazda 6,” he told Drive. “There could be updates… we’re planning to continue bringing that nameplate in.”

（「マツダ6としてご覧いただいている現在の形を維持するつもりです」とドライブに語った。”アップデートがあるかもしれない…我々はそのネームプレートを持ち込み続けるつもりだ。”）

と言っていました。ただ、同じメンツでも以前には「Mazda6の後継車に関する具体的な話は現段階では無し」という話でしたけどね。

Mazda6には、セダンだけではなくワゴンもあるので、日産のセダンとは少々事情が違いますけど…セダンだけを投入していたアメリカではディスコンになっていたので、そういうことなんですかね？

トヨタがEVを大量に発表したときに、Cセグメントのハッチバックが無かったはずなんですよ。「あぁ、このクラスもクロスオーバーSUVに置き換えられるのかなぁ？」と落胆した気持ちで見ていたんですよ。

マツダにしても、Mazda3がこの先ずっと残るとは限らないということなんだなと、ましてや、中型セダンは販売が難しいカテゴリーになりつつあるので、Mazda6ははもっと心配だなと…。こうした不安を払拭するような発表をして欲しいですね！