電気自動車、ディーゼル開発中止、インフォテイメントシステムに関して気になった話題がありました。
今週の気になったニュース（20191228）
1日数十キロの街乗りであれば太陽電池だけでEVが走る
ガリウムヒ素（GaAs）系の超高効率太陽電池はこれまで、変換効率は現在主流のシリコン（Si）系太陽電池の2倍近くと高いが、製造コストが高価なため、人工衛星など限られた用途にしか使われていなかった。今、コストを200分の1に低減する技術開発が進展している。街乗り用電気自動車（EV）が必要とするエネルギーの大半を太陽電池で賄えるなど、エネルギー問題のゲームチェンジャーになりそうだ。
1日数十キロの街乗りであれば太陽電池だけでEVが走る──。そんな世界の到来が急速に現実味を帯びてきた。
日経新聞の記事によると、日本の自家用車の1日の平均走行距離は、19kmから29kmだそうです。こうした車なら2～3日のうち1日晴天であれば、超高効率太陽電池の発電分で走行に必要な電力の大半を賄えることになるそうです。
ただし、コストがバカ高いので直近の話ではなく、この後、コストを200分の1にする技術開発が行われるとのことです。いつ、実用化されるかまでは記事には書かれいてません。
超高効率の太陽電池が、2030年や2040年頃にでも実用化されるなら、ヨーロッパでの厳しい規制に間に合ってしまうかも…。そうなると、まさにゲームチェンジャーになるかもです。
電気関係は、技術開発のスピードが速いから10年単位でも将来を予測するのは難しいです。
三菱自動車もディーゼル車の開発を中止
IHSマークイットによると、30年には新車の半数はハイブリッド車（HV）など電動車となる見通しだ。ディーゼルはガソリンエンジンより高額で、利用は先進国の商用バンやSUVなど一部の車種にとどまる見通しだ。各社は開発テーマを電動車とガソリン車の燃費改善に絞り、欧州などで厳格化する排ガス規制への対応を急ぐ。
三菱自も20年以降に全ての主力車で電動モデルを設ける計画で、22年度までに中・小型の電動SUVも投入する。エンジン開発も環境負荷の少ないバイオ燃料の利用などにシフトする計画だ。
日本のメーカーでは、トヨタ、ホンダ、日産がディーゼルエンジンに対して消極的になっている中で三菱自動車も。
これとは真逆なことをしているのが、マルチソリューションで対応しようとしているマツダです。会社の規模やリソースのとを持ち出す事が多いのに色々と手を広げているのが、とても心配になります。
自動車メーカーがAmazon Alexaを採用し始めている
Alexa is already available in a handful of vehicles including certain models from Audi, Ford, Lexus, Lincoln, Seat and Toyota. More are coming in the future as GM announced Alexa will be added to millions of Chevrolet, Buick, GMC and Cadillac vehicles starting in the first half of 2020.
（Alexaは、アウディ、フォード、レクサス、リンカーン、シート、トヨタの特定のモデルを含む少数の車両ですでに利用可能です。GMは、2020年の前半から、Alexaが何百万台ものシボレー、ビュイック、GMC、キャデラックの車両に追加されると発表したため、今後さらに多くの予定があります。）
GMによると、車でも自宅と同じ音声サービスを使用することを好むそうです。そして、自動車に特化したカスタムスキルを作ることができ、空調やラジオを調整するなど有用性が高まるとのこと。また、後部座席にFire TVのようなものを置くことに対する多くの需要があるとも。
Mazda3開発主査別府氏が異動
マツダのニュースリリースによると、ブランド戦略部長兼商品本部主査の別府氏が、ブランド戦略部長に異動になりました。商品本部主査が外れたということは、Mazda3の主査ではなくなりました。
ハイパー版に前向きだった主査が離れてしまうのはとても残念です。別府氏の「熱さ」がとても好きでした。後任はどなたになったのでしょう。
