J.D. Powerが、2019年米国自動車ブランドロイヤリティ調査の結果を発表しています。マツダは38%でした。
J.D. Power、2019年米国自動車ブランドロイヤリティ調査の結果を発表
2019 U.S. Automotive Brand Loyalty Study
マスマーケット、ラグジュアリーマーケットのそれぞれでスバルとレクサスが1位になっています。
この調査について
この調査では、Power Information Networkのデータを使用して、所有者が新しい自動車の購入またはリースで既存の自動車で取引した後に同じブランドを購入したかどうかを計算します。顧客ロイヤルティは、次の車の取引または購入時に同じブランドを選択した車の所有者の割合に基づいています。2019年米国自動車ブランドロイヤリティ調査の計算は、2018年6月から2019年5月までの取引データに基づいており、取引されたすべてのモデル年を含みます。
Mass Market Brand Ranking
スバルは、この調査では最高となる61.5%です。最低はと言うとスマートの14.3%です。スマートは別として、クライスラー14.4%というのは低すぎじゃないですか。
マツダはと言うと、12番手で38.0%です。下から数えてた方が早い順位でした(J.D. Powerの調査ではいつも下の方ですよね、マツダ)。
Luxuary Brand Ranking
ラグジュアリーブランドでは、レクサスが1位で47.6%です(マスマーケットでは日産の45.8%とシボレー49.0%の間くらいですから7.5位くらいですか)。
ラグジュアリーブランでは、2人に1人は違うメーカーへ乗り換えるんですね。
2019 U.S. Automotive Brand Loyalty Study | J.D. Power
J.D. パワー 2018年日本新車購入意向者調査(NVIS)
日本での顧客ロイヤルティについて、ブランド別に詳しくは書かれていないのですが、J.D. パワーのNVISを見てみます。
どのメーカーでも、リピート層(過去にそのメーカーの車を所有した経験があり、現在もそのメーカーの車を所有しているユーザー)で、次回も同じメーカーの車を検討しているという割合が総じて高い傾向にある。しかしその割合はメーカーによって異なり、トヨタ、メルセデス・ベンツ、BMWなどは、リピート層で次回も同じメーカーの車を検討している割合が60%以上であるのに対し、一部のメーカーでは30%台と低水準に留まっており、顧客のロイヤルティにはばらつきがみられる。さらに主要ブランドにおける昨年からの変動幅をみると、ボルボ、フォルクスワーゲン、アウディ、三菱、ホンダではロイヤルティの改善幅が比較的大きく、MINI、マツダ、スバルにおいて低下傾向がみられる。
こちらは、「購入意向」なので実際に買ったかどうかは不明のはず…それでも、マツダは「低下傾向」の部類になっていました。
この調査は、2018年6月~7月に10,000人に対して行われています。この時期は、マツダではCX-3やアテンザの大幅改良、CX-8グレード追加などがありました。あまり関係ないですね。
アメリカではNo.1のスバルも2018年の日本では、マツダと同じ「低下傾向」でした。