日産は、昨今のSUVブームの中、グローバルで新型セダンのラインナップを充実させていくと宣言しました。
グローバルで新型セダンのラインナップを充実
日産自動車株式会社は、新型セダンのラインアップをグローバルに充実させていきます。大胆なデザインと、最新の先進安全技術や燃費性能の優れたパワートレインを搭載した魅力あふれるセダンを今後も投入していきます。
日産は、セダンを充実させる理由としてグローバルに行った調査結果を公表しています。それによると、セダンを所有していない人の75%が、セダンの購入を検討対象にすると回答し、ミレニアル世代においては80%がセダンを購入対象にすると回答したとのことです。また、セダンの所有者の71%が旅行や冒険に、61%が自然やアウトドアに興味を持っているとも。
EVスポーツセダンへ道筋
セダンのユーザーの中にもクロスオーバーSUVのユーザー層と重なる部分があるとするこの調査結果ですが、なぜ、このタイミングで「セダン拡充宣言」をしたのでしょう。
リリースの中に『セダン市場から撤退するメーカーもある中、私たちはセダンを求めるお客さまのニーズに今後も着実にお応えしていきます。』と書かれています。北米で新型アルティマを発表したことと関係があるようにも思います。新型アルティマは北米初の四駆セダン、VC-Turob搭載するなど意欲的。カムリとガチンコ勝負してますから。
以前の記事で日産は、「スポーツセダンなど洗練された外観のEVを求める数は、SUVの2倍になる」とも言っています。日産としては、この先の流れがSUV一辺倒ではなく、セダンにも勝算があるということなのでしょう。


