J.D. パワー、2015年日本自動車商品魅力度(APEAL)を発表。マツダ デミオがセグメント1位に

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J.D. パワー アジア・パシフィックが、2015年自動車商品魅力度調査(APEAL)の結果を発表していました。

2015年自動車商品魅力度調査(APEAL)

この調査は、新車購入後2~9ヶ月における自動車の性能やデザインなどの商品魅力度に関する評価を測定する目的で行なわれています。

APEAL(Automotive Performance, Execution and Layout)では、『自動車の特性を「外装」、「内装」、「収納とスペース」、「オーディオ/コミュニケーション/エンターテインメント/ナビゲーションシステム」、「シート」、「空調」、「運転性能」、「エンジン/トランスミッション」、「視認性と運転安全性」、「燃費」の10カテゴリーに分類し、合計77項目について実際に所有しているモデルを評価してもらい、商品魅力度を示す総合APEALスコアは1,000ポイント満点で表される』ということです。
 

2015年APEALの特徴

APEALカテゴリーごとのスコアでは、592ポイントで前年と同スコアであったACENを除き、全てのカテゴリーで前年から3~8ポイントスコアが向上している。特に、内装(620ポイント)、シート(607ポイント)では、スコア向上幅が8ポイントと最も大きく、次いで、外装(647ポイント)、燃費(642ポイント)で7ポイント向上している。

  • 車両の購入重視点では、燃費(42%)、価格/支払条件(36%)が購入時の最も重要な上位2項目となっているが、これらを重視するという割合は前年に比べ、ともに2ポイント程度減少している。一方、上位2項目に次ぐ重視項目である、車両の外観(32%)、室内空間(31%)、車のイメージ(31%)の割合は前年から増えており、燃費や価格といった経済性以外の要因がユーザーの車選びに重要となってきているという傾向が確認された。
  • 高いAPEALスコアは、強い推奨意向、再購入意向をもたらす。本年調査では、総合APEALスコアが900ポイント以上のユーザーグループで「必ず+たぶん同じモデルを友人や知人に推奨する」という割合が93%と前年の88%から向上している。同様に、「必ず+たぶん同じメーカーの車を購入する」という割合も94%と前年の90%から向上した。

 

ブランド別ランキングではスバルが昨年に続き高評価

ブランド別の評価を見ると、BMWやベンツなどプレミアムなブランドが並ぶ中、スバルが国内の非プレミアムブランドとしては、最上位となっています。マツダが国内の非プレミアムの2番手、全体の9番目でした。

ブランド別ランキング

ブランド別ランキング


 

セグメント別ランキングでデミオが1位

コンパクトサイズでマツダ デミオが1位の評価を得ています(昨年はミッドサイズでアクセラが3位)。ミッドサイズでスバル レヴォーグとWRXの両車が入っているのは…ちょっとヘン(笑)。

ブランド別ランキングではスバルが昨年に続き高評価

セグメント別


 
2015年の業界平均の総合APEALスコアは、前年から6ポイント向上し628ポイント。そして、セグメント別では、

  • 軽自動車セグメント:603ポイント
  • コンパクトセグメント:619ポイント
  • ミッドサイズセグメント:658ポイント
  • ラージセグメント1:709ポイント
  • ミニバンセグメント:624ポイント

昨年と同様、日産車が無いですね。ブランド別でも業界平均よりも低い評価ですし…国内市場を舐めているせいだと思うのですが…。
 
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