先日、メルセデスベンツが今後日本に導入する車を明らかにしていました。クリーンディーゼルの他にディーゼルハイブリッドもとは、ベンツの日本市場に対する本気度がうかがえます(?)。
ディーゼルエンジンには尿素SCRシステムを採用
ベンツのクリーンディーゼルは、尿素SCRシステムを採用しています。マツダが「高価なNOx後処理装置」と言っている機能を使って排ガスを浄化しています。
尿素の消費量は、軽油の約5%ほど…だから軽油100ℓにつき尿素5ℓ也。尿素はだいだい130円くらいらしいから、CX-5を満タンにした時には尿素が約2.5ℓ必要になり、325円ほど余計にかかる計算です…軽油が6円/ℓ値上がりしたと思えばいいのかな。

軽油とアドブルーの補給口
ベンツのディーゼルハイブリッド
Eクラスに設定されている「E 300 BlueTEC HYBRID」の燃費は、4.1〜3.8ℓ/100kmです。馴染みの単位では24.4〜26.3km/ℓになります。ディーゼルエンジンで150kW(203.9PS)、モーターで20kW(27.2PS)の出力。
ハイブリッドではない同排気量のエンジンだと、4.9〜4.5ℓ/100km(20.4〜22.2km/ℓ)です。約10%の燃費向上です。馬力は125kW(170.0PS)と小さくなります(出力を合わせると5.3〜5.0ℓ/100kmになるので、約24%の燃費向上)。
ディーゼルハイブリッドとディーゼルの比較(排気量と出力をベースにしています)
モデル | 出力 kW (PS) | 排気量 cc | 燃費 ℓ/100km | 価格 EUR |
---|---|---|---|---|
E220BlueTEC | 25(170) | 2.143 | 4.9〜4.5 | 37.300,00 |
E300BlueTEC HYBRID | 150+20(204 + 27) | 2.143 | 4.1〜3.8 | 44.275,00 |
E300BlueTEC | 170(231) | 2.987 | 5.3〜5.0 | 44.100,00 |
この3つのモデルを比較すると、けっこう難しい選択になりそうです。どうせ買える価格ではないので、考えるだけムダですけど…(泣き笑)
でも、燃費約10%向上で価格約20%値上げだと割に合わないと考えると思うな…。
Mercedes-Benz Deutschland – Antrieb & Fahrwerk – Alternative Antriebe
メルセデス・ベンツ、2015年にディーゼルハイブリッドを日本導入、Cクラスにはクリーンディーゼル&PHVモデルを展開 – Car Watch