スバルの「世界的瞬間蒸発」と「北米で強固な一本足打法」

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スバル吉永社長へのインタビューが、いくつかの新聞媒体に掲載されています。スバル車が売れに売れまくっている状況への対応についてが、インタビューの要点になっています。

例によって、気になる部分を引用します。

中国や欧州を含めて現地の在庫がとても少なくなっている。これ以上、米国や日本に回すことができないのが悩みだ。『米国一本足』をさらに極めたいとは思わないが、かといって中国や欧州に回す車はない。中国や欧州の在庫をこれ以上削っていくと、現地のディーラーが販売意欲を失ってしまうのが怖い

(家庭で充電できる)プラグインハイブリッド車(PHV)については、18年モデルの投入に向けて開発中で、順調だ。提携しているトヨタ自動車から色々習いながら開発している。米国では現在ハイブリッド車(HV)もPHVもほとんど売れていない。HVは市場全体の2%程度だ。価格政策などをよほど考えないとPHVを売り切れない。

スバル車、世界的に「瞬間蒸発」状態 富士重・吉永社長  :日本経済新聞

「トヨタ自動車との協力では、ハイブリッド(HV)システムなどの環境技術はいただくことが多いが、スバルとして一番大事なのは商品と技術。スポーツカー『86/BRZ』のプロジェクトを次の全面改良に向けて進化させる。米国での規制動向を見ながら、電気自動車は自社で先行開発を進める。運転支援システム『アイサイト』は評判が良いため、搭載比率を高めたい。簡易版の運転支援は当社には合わない。技術陣は自動運転の志向が強く、高速道路向けに開発していく」

「北米を王貞治氏の強固な“一本足打法”まで強くする」-富士重工業社長・吉永泰之氏:日刊工業新聞

08年のリーマン・ショックごろまで、年間の販売台数が20万台に届かなかった。14年は2・5倍の51万台。大型SUV(スポーツタイプ多目的車)で安全性能も高いというブランドイメージを米国で構築できたことが大きかった。

我々は北米市場をターゲットに付加価値の高いSUVで勝負する。会社の規模を考えた販売戦略であって、業界の常識はスバルの常識ではない。

トップインタビュー:富士重工業・吉永泰之社長 – 毎日新聞


さらに、スバルにはこんなニュースも、

富士重工業は前年度下期に続き、2016年3月期も部品の値引き要請の見送りを含めた原価低減の緩和を継続する。

「当社の業績だけがいいのではいけない。ともに成長したい」(吉永社長)と、原価低減緩和の継続を決めた。
富士重工、部品の値引き要請見送り-原価低減緩和を継続、部品メーカーに利益還元


北米が主軸だとボクサーディーゼルの重要性がどんどん低下していきますね。そして、大型SUVトライベッカの後継車の登場もまんざらではないかもしれません。

スバルも高付加価値車と言いながら、比較的高額な車種のラインナップとなっているのが、どうにも気になります。

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