マツダの衝突性能開発をCAEと一括企画を絡めて説明

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クリッカーが、マツダの一括企画、CAE(Computer Aided Engineering)、衝突性能開発を取材した記事が公開しています。

「その2」が2つありますが、公開時刻からしても一番下の記事が「その3」だと思います。

マツダの衝突安全性能の開発は、先行開発(一括企画)、個別車種開発に大別されています。

一括企画とは、同社独自のモノ作り活動。従来は車種ごとに開発され、開発と生産の現場がすり合わせしていたものを、開発や生産や購買だけでなく、サプライヤーも一体となって将来を見通した商品、技術について議論を重ねることで、5~10年単位で将来を予測し、全車種について一括で企画するというもの。

将来を見据えた「一括企画」と「個別車種開発」で進められる、衝突安全性能の開発【マツダ衝突性能開発・その1】 | clicccar.com(クリッカー)

 

マツダは、1990年代初めからコンピュータを使い、自動車メーカーの中でもトップクラスといわれるスーパーコンピュータ(保有能力)を誇っています。

「先行開発(一括企画)」は、CAE(Computer Aided Engineering)主体で進められ、「個別車種開発」へと進みます。今回は実際に64km/hオフセット前面衝突試験の様子も取材させていただきましたが、こうした実車衝突試験は最終確認として行なわれます。

実車による衝突試験は最終確認。コンピュータシミュレーションでほぼ骨格を決定する【マツダ衝突性能開発・その2】 | clicccar.com(クリッカー)

 

この64km/hオフセット前突は、日本も含めた各国、民間のNCAPへの対応であり、現在ではマストといえる条件。ただし国連の「UN法規」では、現在のオフセット前突衝突は57km/hだそうで、法規でも少なくても8割の事故はカバーできます。

64km/hオフセット前面衝突試験で「潰れる量」は? 衝突試験では計測機器満載で徹底的にチェック【マツダ衝突性能開発・その2】 | clicccar.com(クリッカー)

 
マツダが、CAEを得意としているという話は、ちょくちょく目にします。一括企画もCAEがあればこそなんですね。

開発にいた頃には衝突試験には立ち会えなかったので、衝突試験の裏側、荷室の計測機器やエンジンの塗り分けには興味がそそられます(笑)。

衝突安全性能は、64km/hまででしか評価していなので、くれぐれもスピードの出しすぎにはご注意を。

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