CX-4ではなくマツダスピードアクセラが発売されていればとの妄想

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レヴォーグ「STI Sports」の売上が好調なのを見ると、マツダがCX-4ではなくマツダスピードアクセラを開発していたらと思うことも…。

レヴォーグ「STI Sports」には大きな反響

スバルは、「走りのパフォーマンスの進化に加え、走り始めからすぐに分かる上質な乗り味と高い操縦安定性を実現」したレヴォーグ「STI Sports」を設定。そして発売1ヶ月後で約3,000台を受注するくらいの好調ぶりです。

この『STI Sport』はレヴォーグが第一弾として新グレードで登場しているけれど、今後も他モデルにラインナップしていきたいと言う。乗る人を選ばない性能のアップグレードは洗練と上質への架け橋。その橋の掛け方が各メーカーの考え方を体現する。発売後の反響ぶりから想像するに、ユーザーへの上手な橋渡しができているのではないか、と思う。

【試乗記】スバル レヴォーグSTI、魅力的な車はシッカリと理解される:飯田裕子

という記事を書いてしまうくらい、上手に売っているように思います。

スポーツカーやスポーティーグレードに対するスバルやマツダの考え方は、極端なパワーやスピードではなく「走りの質感」や上質さに重きを置くようになっていることを考えると、このスバルの「STI Sports」の方向性は、こらからのマツダスピードバージョンを考えると、何やら参考になるように思えます。
 

ホットハッチでも売れるはず

中国専売のCX-4ではなく、グローバルにマツダスピードアクセラを販売していたらどうなっていたのでしょう。
 

年間50,000台がボーダーライン

マツダとしては、1車種として開発をするボーダーラインの一つのが、年間50,000台の販売を見込めるかどうからしい。CX-4にしても新型CX-9にしても、おおよそ販売目標はそんな数字になっています。

CX-4は、今のところ中国での大SUVブームに乗れているらしく、7月は5,403台を生産しています。発売直後を差し引くとだいたい3,000台から4,000台の販売は見込めるのでしょうか。すると、年間では36,000台から48,000台くらいで、まぁ、悪くない数字と言えるのでしょう。
 

アクセラはグローバルで450,000台を販売

アクセラは同社の世界販売台数の約3割を占める最量販車種で、2015年度は45万台を販売。小飼社長は改良後も「45万台以上を年間の必達目標にしたい」と語った。

マツダ、最量販車「アクセラ」を改良 ディーゼル車比率5割に | ロイター

国内での大幅改良前のアクセラのディーゼル車は、約10%だということなので、スポーティーな走りやパワーを求める層が、少なくても1割はいると仮定してしまいます。

すると、尖ったスポーティーなグレードの販売は、グローバルで年間40,000台の規模感が、ぼや〜見えてきます(都合良すぎ)。

アクセラの1グレードとしてのマツダスピードバージョンならば、大部分は共用・共通で使用できるはずなので、ゼロからの開発よりも損益分岐点は低いはず…。
 

ホットハッチでもイケるはず

全世界的なSUVの影で、ハッチバックも肩身の狭い思いをする車型になっていますが、日本はともかく欧米では今でもホットハッチは、モデルチェンジが繰り返されており、一定の販売は見込めるジャンルであるのではないでしょうか。

さらに、マツダスピードアクセラは、長年渇望されている車でもあるので、モデルライフを全うできるくらいは売れ続けるパフォーマンスはあると思います。
 

上質な走りを追求するマツダスピードバージョン

フルスカイアクティブ、魂動デザインの2周目にあたる第7世代では、アクセラに限らず「STI Sports」のように「人馬一体」をより高めた、ロータリーエンジンやロードスターとは違った方向でのブランドイメージ向上も目指せる「マツダスピードバージョン」は、採算性とは違うベクトルで必要だと思います。
 

なんだかんだで

マツダは、自分たちの夢を叶えてくれる、ユーザーといっしょの目線を持ってくれる、そんなメーカーかどうかが、少しずつ露わになってきているような…。