スバルとボルボが最高評価、9社の衝突被害軽減ブレーキ比較

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日経BP社が発行する自動車技術専門誌「日経Automotive Technology」は、自動車メーカー9社が販売する衝突軽減ブレーキ搭載車について、低中速における車両と歩行者の認識・衝突回避機能をテストし、結果をウェブでも公開しています。

この記事は、1ヶ月前に公開されているものです。
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9社の車両のうち、EyeSightを搭載した小型SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)「XV」と、City Safety/Human Safetyを搭載した小型ハッチバック車「V40」の両車種が、車両を模擬したターゲットに約40km/hで向かってもぶつかることなく自動で止まった。さらに、歩行者を模擬したターゲットに約30km/hで向かってもぶつからなかった。2社の自動ブレーキ機能の合計点は5点以上に達し、ともにAAAを獲得した。

 特にEyeSightの場合、対車両で約50km/h、対歩行者の試験で約40km/hの車速で衝突を回避できた(図2)。評点はそれぞれ4点と3点で、合計は7点に達した。同じAAAのVolvo のCity Safety/Human Safetyの5点(対車両試験で3点、対歩行者で2点)を引き離し、今回試験した9社の自動ブレーキ機能のなかで最高得点を記録した。

さすがにEyeSightには一日の長がありますね。大き目のステレオカメラが載っていた試験車両の写真を見た時には、その不格好さを笑ってしまって申し訳ありませんでした。

カメラを使ったシステムの優位点

  • 物体の大きさや形、移動速度などを検出し、車両に加えて歩行者や二輪車、自転車を識別できる。
  • カメラは測定距離が長いので、自動ブレーキ機能をより高い速度で使える。
  • 今回の実験で車速が約50km/hの条件で衝突を回避できたのはEyeSightだけである。

ミリ波レーダーを使ったシステムの場合

  • ミリ波レーダーと赤外線レーザーのみを使うシステムは、歩行者を模擬したターゲットを認識できなかった。
  • 自動車に搭載されているミリ波レーダーで、微弱な人からの反射を見分けることは現時点で難しい。

ミリ波レーダーを使ったシステムの今後

  • ミリ波レーダーは、検知距離が長いので対応車速域を広げやすい特徴がある。
  • 76GHz帯のミリ波レーダーは、検知距離が150m以上とステレオカメラや単眼カメラに比べて長く、対応車速を180km/h超までと高くできる。

今回、ミリ波レーダーと赤外線レーザーのみを使うシステムの評価はAにとどまった。いずれも歩行者を模擬したターゲットを認識できなかったためである。自動車に搭載されているミリ波レーダーで、微弱な人からの反射を見分けることは現時点で難しい。

ただ、76GHz帯のミリ波レーダーについては、別記事「76GHz帯ミリ波レーダーで歩行者認識、Continental社が2015年後半に実用化 – 自動運転・運転支援 – 日経テクノロジーオンライン」で、『認識能力は、欧州の新車アセスメントプログラム「Euro NCAP」の自動ブレーキ試験で、2016年から始まる歩行者対応試験に開発品だけで対応できる水準にする計画』をドイツのメーカーが明らかにしているので、やがて日本車にも波及するのではないでしょうか。

富士重・ボルボが最高評価、9社の自動ブレーキ実車試験  :日本経済新聞.

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